凍る
こおる
動詞-五段-ラ行動詞-自動詞頻度ランク #28554 · 青空 1428 例
標準
to freeze
文例 · 用例
凍る深夜の白い息吐きが――そしてたちまちはげしい自棄の嘆きが荒く飛んで聴衆はほとんど腸を露出するまでに彼女の唄の句切りに切りさいなまれると、其処に抉出される人々の心のうずきはうら寂びた巴里の裏街の割栗石の上へ引き廻され、恥かしめられ、おもちゃにされる。
— 岡本かの子 『巴里の唄うたい』 青空文庫
凍るものから、餌食を見出して来やがれ」 ぺっぺっぺっと唾を三度、庭に吐き去りかけたが、ふとそこに落ちている小石の一つを拾って手早く懐に納め、「ざまを見よ。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
凍るほど冷く感じられたおんなだったが、執拗く逞しく激しい火の性を籠らしている。
— 岡本かの子 『富士』 青空文庫
小さな火鉢に僅かばかり燃やされた木片で暖まる譯もないがらんとした部屋の中は、凍るやうな戸外の夜氣と共に冷え渡つて、寒さがひしひしと身に迫つて來た。
— 南部修太郎 『ハルピンの一夜』 青空文庫
馬の尻をしぶく鞭の音が凍る嵐にもつれて響いてきた。
— 黒島傳治 『氷河』 青空文庫
お蝶は惣身の血が一度に凍るように感じられて、あわてて衾を深くかぶって枕の上に俯伏してしまうと、墨塗りの縁をつけた大きい襖がさらりとあいたらしく思われて、着物の裾を永く曳いているような響きが枕に薄く伝わった。
— 奥女中 『半七捕物帳』 青空文庫
かゞみは映す崖のはな、 ちさき祠に蔓垂れて、三日月凍る銀|斜子。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 一百篇』 青空文庫
そのあとの豚の苦しさ、(見たい、見たくない、早いといい、葱が凍る、馬鈴薯三斗、食いきれない。
— 宮沢賢治 『フランドン農学校の豚』 青空文庫
作例 · 標準
滝が真っ白に凍りついて、巨大な彫刻のようになっている。
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寒さで水道管が凍らないように、一晩中水を少しずつ出しておく。
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零下十度を下回る夜には、池の表面が分厚く凍る。
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