宝殿
ほうでん
名詞
標準
(shrine) repository or treasure house
文例 · 用例
廿二日、庚寅、天晴、未剋、鶴岳上宮の宝殿に、黄蝶大小群集す、人之を怪しむ。
— 太宰治 『右大臣実朝』 青空文庫
『熊野権現宝殿造功日記』新宮に竜落ちて焼けたとあるは前述天火なるべく、『今昔物語』二十四雷電中竜の金色の手を見て気絶した譚は、その人臆病抜群で、鋭い電光を見誤ったに相違ない。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
奥に、朱塗の唐門があり、鍵の手に大雄宝殿――本堂となっている。
— 宮本百合子 『長崎の印象』 青空文庫
京都の黄檗山万福寺と同様、大雄宝殿其他の建物を甃の廻廊で接続させてあるのだが、山端で平地の奥行きが不足な故か、構造の上でせせこましさがある。
— 宮本百合子 『長崎の一瞥』 青空文庫
そのうち、ことに平凡な播州平野の中に石の宝殿という岩山が一つある。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
石の宝殿は私の情けない記念塔でもあるのだ。
— 小出楢重 『めでたき風景』 青空文庫
私の目は不図右手の崖下に堆く盛り上った異様の塊に惹き付けられた、白茶化た枯枝などが一面に掩うては居るが、疑う可くもないそれは此谷初めての雪――宝殿の甍をすべり落ちた貴い珠玉の一片であった。
— 木暮理太郎 『黒部川奥の山旅』 青空文庫
上社の御宝殿の戸が開いて、さわやかな声がした。
— 第一巻 『現代語訳 平家物語』 青空文庫
作例 · 標準
神社の宝殿には、歴史的価値のある貴重な宝物が収められている。
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この寺の宝殿は、年に一度だけ一般公開される。
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古文書によると、この山には秘密の宝殿があると言われている。
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