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老手

ろうしゅ
名詞
1
標準
veteran
文例 · 用例
いざや、小父者は能役者、当流第一の老手、恩地源三郎、すなわちこれ。
泉鏡花 歌行燈 青空文庫
いつかは、何かの新聞で、東海道の何某は雀うちの老手である。
泉鏡花 二、三羽――十二、三羽 青空文庫
然るに今又柏軒を徴すに至つたのは、正弘が治療の老手を得むと欲したものか。
森鴎外 伊沢蘭軒 青空文庫
見上げたのは、木崎原の一曲を弾じている琵琶の老手で、この不時の出来事のために、撥の捌きが少しも狂わず、歌いかけた歌の詞に滞りがあるでもありません。
禹門三級の巻 大菩薩峠 青空文庫
円遊の落語「のざらし」で著名の酒屋だいみつも同じこの通りの中にあつて、古びた紺ののれんのかげにはつばくろの巣、こゝの息子は長じて長唄の師匠となり、滑稿諧謔の老手坂田仙八の門を叩いてゐたが昨春の兵火にあえなく落命してしまつた。
正岡容 浅草燈籠 青空文庫
日本|一太郎という芸名で田舎まわりをしている老手品師が、お高の父相良寛十郎のなれの果てであった。
林不忘 巷説享保図絵 青空文庫
豊広――歌川派の老手で、広重の師匠だといった方が、今では通りがよいかも知れぬ。
みちりやの巻 大菩薩峠 青空文庫
少年は彼らと同じく宿もなく、同じく世に孤立の身であり、同じ弱年ではあったが、何かすばらしい万能なものを持っており、あたかも超自然的な者のようであって、その顔つきには老手品師のような渋面と最も無邪気なかわいい微笑とがいっしょに浮かんでいた。
LES MISERABLES レ・ミゼラブル 青空文庫
作例 · 標準
その困難な交渉をまとめ上げたのは、外交界の老手である彼だった。
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彼女は長年この業界で活躍してきた老手として、若手の育成に力を注いでいる。
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現場のトラブルに慌てる新人たちをよそに、老手の職人は冷静に対処した。
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