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茶托

ちゃたく
名詞
1
標準
teacup saucer
文例 · 用例
たとえば塗下駄や、帯や、蛇の目傘や、刀の鞘や、茶托や塗り盆などの漆黒な斑点が、適当な位置に適当な輪郭をもって置かれる事によって画面のつりあいが取れるようになっている。
寺田寅彦 浮世絵の曲線 青空文庫
そして気がついて、手にしていた茶碗を茶托に戻した。
有島武郎 星座 青空文庫
よしよし」 とおっしゃって茶托に干菓子を山盛りにして下さった。
夢野久作 あやかしの鼓 青空文庫
互に交す茶盃か」第六章 座敷には窘める遊佐と沈着きたる貫一と相対して、莨盆の火の消えんとすれど呼ばず、彼の傍に茶托の上に伏せたる茶碗は、嘗て肺病患者と知らで出せしを恐れて除物にしたりしをば、妻の取出してわざと用ゐたるなり。
尾崎紅葉 金色夜叉 青空文庫
盆や茶托の打ち合う微妙な音にも、ねんごろにもてなす婦人の柔らかい絹ずれの音にも、また、クリームや砂糖を勧められたり断わったりする普通の問答にも、茶の崇拝は疑いもなく確立しているということがわかる。
茶の本 茶の本 青空文庫
」と、老僧は埋れ木の茶托にのつた六兵衞の茶碗を見詰めつゝ言つた。
上司小劍 ごりがん 青空文庫
藤井氏の茶托でほしいのがあった。
一九一六年(大正五年) 日記 青空文庫
「先生も雑沓する所が嫌でしたね」「どうも年を取ったもんですから」と気の毒そうに、相手から眼を外して、畳の上に置いてある埋木の茶托を眺める。
夏目漱石 虞美人草 青空文庫
作例 · 標準
お客様にお茶を出すときは、必ず茶碗の下に茶托を添えるのが礼儀だ。
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木製の茶托は、使うほどに手に馴染み、味わいが増していく。
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彼女はコレクションしている骨董品の茶托を、丁寧に磨いていた。
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