銘じる
めいじる
動詞-一段動詞-他動詞
標準
to stamp
文例 · 用例
わが心に銘じる悲しみが深きにつれて、文学はその悲しみを追求することによって、単なる悲しみから立ち上った人間精神の美を発見し、美を感じ生みだすことによって、個体の経験を社会の富に転化して、そこから成長しきるのである。
— 宮本百合子 『作家の経験』 青空文庫
ここにひとつの教訓を胆に銘じる必要があるが、全くの話が、金もないのに夢株屋へなど手紙をだすものではないのである。
— 坂口安吾 『盗まれた手紙の話』 青空文庫
こんなにはっきり肝に銘じるところ、やっぱり昔あれだけひどく患ったききめなり。
— 一九四三年(昭和十八年) 『日記』 青空文庫
信心深い小娘が悪度胸にゾッコン参るものだなどとはこれも真ッ赤なイツワリ」 今度という今度ばかりは新十郎が現場も見ずに話をきいただけのズバリであるから、虎之介もキモに銘じるところがあったらしい。
— その十一 稲妻は見たり 『明治開化 安吾捕物』 青空文庫
なるほど、梅※から見れば、山陽はたとえ短い間でも、自分の塾に門生としていた関係があるから師の諫なら胆に銘じるものと考えたのであろうが、どうして、彼と来ては父春水をさえ道学先生と侮り、茶山なども愚にしていた男だ。
— 吉川英治 『梅※の杖』 青空文庫
「もしあの翌晩の長屋騒動がなかったら、お互いの身の上や心の底などお話しあう御縁もなかったでしょうに」「それも所は住吉の浜、四|所のおやしろのある白砂の上でしたから、ひとしお胸に銘じるものがありました。
— 黒白帖 『私本太平記』 青空文庫
作例 · 標準
刀工は自分の作った刀に銘じることで、その作品に魂を込めた。
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この記念碑には、戦没者の名前が深く銘じられている。
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職人は、完成した陶器の底に丁寧に自身の名を銘じる。
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