麦湯
むぎゆ
名詞
標準
parched-barley tea
文例 · 用例
三 縁辺に席を与えて、まず麦湯一杯、それから一曲を所望した。
— 国木田独歩 『女難』 青空文庫
若者は麦湯を飲みながら、妹の方を心配そうに見てお辞儀を二、三度して帰って行ってしまいました。
— 有島武郎 『溺れかけた兄妹』 青空文庫
「すみませんね、」 登はわざと女を見ないやうに茶碗を取つて、麦湯のような薄濁りのした冷たい物を口にした。
— 田中貢太郎 『雑木林の中』 青空文庫
まだ宵ながらそこらには男や女の笑い声がきこえて、麦湯の匂いが香ばしかった。
— 岡本綺堂 『両国の秋』 青空文庫
そこには白粉臭い女が一人又は二人ぐらい控えていて、二階にあがった客は新聞や雑誌をよみ将棋をさし、ラムネを飲み、菓子をくい、麦湯を飲んだりしていたのであるが、風紀取締りの上から面白くない実例が往々発見されるので、明治十八年頃から禁止された。
— 岡本綺堂 『明治時代の湯屋』 青空文庫
「すみませんね」 登はわざと女を見ないように茶碗を執って、麦湯のような微濁りのした冷たい物を口にした。
— 田中貢太郎 『雑木林の中』 青空文庫
わたしの子供のときには大抵の湯屋に二階があって、そこには若い女が控えていて、二階にあがった客はそこで新聞をよみ、将棋をさし、ラムネをのみ、麦湯を飲んだりしたのである。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
可愛い娘の子が釣銭と蕎麦湯と楊枝とを持って来た。
— 田山花袋 『田舎教師』 青空文庫
作例 · 標準
風呂上がりには、冷たい麦湯を一杯飲むのが至福だ。
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子供の頃、夏になると毎日祖母が麦湯を沸かしてくれた。
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「おばあちゃん、今日の麦湯も美味しいね!」
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