春機
しゅんき
名詞
標準
sexual desire
文例 · 用例
……雨はふる……やるせない春機発動期の憂欝病……神経の哀しい衰弱……黄色い胃病患者の腐つた気分にふりそそぐ雨。
— 北原白秋 『東京景物詩及其他』 青空文庫
私は東京に来て、浅草三筋町において春機発動期に入った。
— 斎藤茂吉 『三筋町界隈』 青空文庫
まえにもちょっと触れたが、上京した時私の春機は目ざめかかっていていまだ目ざめてはいなかった。
— 斎藤茂吉 『三筋町界隈』 青空文庫
即ち春機の発動である。
— 佐藤垢石 『季節の味』 青空文庫
十二月初旬雪が降る候になると、そろそろ脂肪を持ちはじめ、一月から二月には春機が発動して、羽根の色にも筋肉の容にも生気が漲って三月、四月には雌雄相交わり、五月には産卵して育児にいそしむ。
— 佐藤垢石 『季節の味』 青空文庫
動物は必ず一年に一度ずつ、交会の期が回ってくるものであるが、季節なく春機の動くものがある。
— 佐藤垢石 『季節の味』 青空文庫
すべて野生の動物は、雄の方へ一ヵ月ほど早く、春機発動の期がきて早く衰え、雌の方が常に遅れているのである。
— 佐藤垢石 『季節の味』 青空文庫
作例 · 標準
思春期を迎えた少年は、抑えがたい春機に戸惑っている。
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春の陽気に誘われてか、ふと春機を覚えるような午後だった。
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小説の中で、主人公の内面に芽生えた春機が繊細に描写されている。
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