身を立てる
みをたてる
表現動詞-一段
標準
to make a success in life
文例 · 用例
自分もなるほどと思ってその方はあきらめたが、さらば何をやって身を立てるかと考えても、やっと中学を出ようと云う自分に、どんな事が最も好いか分り兼ねた。
— 寺田寅彦 『枯菊の影』 青空文庫
……と思う間もなく今度は相場師になって身を立てるというので、言葉巧みに親父を誑し込んで、祖父の代から伝わった田地田畠を初め銀行の貯金、親父の保険金なぞいうものを根こそげ捲き上げてしまったあげく、美しいばかりで智慧の足りない私の母親を連れてどこかへ夜逃げをして終ったというのである。
— 夢野久作 『鉄鎚』 青空文庫
年も四十に達したので、もうぐづぐづしては居られない、まあ、知識階級の人間には入り易さうに考へられた医学で身を立てることに決心した。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
しかしどうして身を立てるか。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
身を立てるのによいきっかけがないものかと、巳之助はこころひそかに待っていた。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
まだ身を立てるというところまではいっていないけれども」と、ときどき思って見て、そのつど心に満足を覚えるのであった。
— 新美南吉 『おじいさんのランプ』 青空文庫
柳橋は廻り場で、自分も結って貰って懇意だし、め組とはまたああいう中で、打明話が出来るから、いっそその弟子になって髪結で身を立てる。
— 泉鏡花 『婦系図』 青空文庫
……うちの娘は元来勝気な娘で、東京へ行って独身で身を立てる、女権拡張に努力するという置手紙をして出て行った位で、そんな不品行をするような女じゃない。
— 夢野久作 『空を飛ぶパラソル』 青空文庫
作例 · 標準
若くして家業を継ぎ、彼は苦労の末に身を立てた。
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両親は子供に立派な大人になり、社会で身を立ててほしいと願っている。
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異国の地でゼロからスタートし、ついに彼は事業で身を立てた。
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