摘み取り
つみとり
名詞
標準
picking
文例 · 用例
すると僕の母はそれを見て、そっとその掻餅を箸で摘み取り、ぬるま湯で洗って、改めて生醤油をつけて、僕に与えました。
— 岡本かの子 『河明り』 青空文庫
そのあたりの潮が吹きかかる岩の間から、澤山のみそばへ並に岩れんげが生えてゐるのを二三株摘み取り、僕はそれを瀧と一軒家と自分の馬に瀧の水を飮ましたとのなつかしい記念にした。
— 岩野泡鳴 『日高十勝の記憶』 青空文庫
パーソナルコンピューターのある部分を摘み取り、そこから得た種子をより大きな家電の畑にまくことにこそ、このイベントの、そしてワークスのターゲットはすえられていた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
却つて、そのあたりの潮が吹きかかる岩の間、岩の間から澤山のミソバヘ並びに岩レンゲ――いづれも、熱帶産の植物の樣に、葉が厚いので、義雄の求めてゐるあツたかい感じを與へる――を一株づつ摘み取り、それを瀧と一軒家と自分等の馬に水を飮ましたとのなつかしい記念にした。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
梅が子を結ぶ毎に、少年等はこれを摘み取り、相擲つて戯とした。
— 森鴎外 『伊沢蘭軒』 青空文庫
其處の垣根には、ひよろ高い山椒の木が一本混つてゐたので、父は手を伸ばして、其の老い硬ばつた一葉を摘み取りつゝ、少しづつ口へ入れて前齒で噛みながら歩いた。
— 上司小劍 『父の婚禮』 青空文庫
いよいよ怪しと存ぜしまま、その白粉を摘み取り、自宅へ持ち帰り候が、別封をもってお眼にかけし物こそ、その白粉にござ候。
— 国枝史郎 『八ヶ嶽の魔神』 青空文庫
むすめは手をのばしてそれを摘み取りました。
— ストリンドベルヒ August Strindberg 『真夏の夢』 青空文庫
作例 · 標準
観光農園では、今が旬のイチゴの摘み取り体験が人気を集めている。
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お茶の葉の摘み取りは、芽が伸びきる前の早朝に行うのが最適とされる。
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「摘み取りが終わった後の畑は、少し寂しい感じがするね」
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