植え付け
うえつけ
名詞頻度ランク #20468 · 青空 8 例
標準
planting
文例 · 用例
向こうところに敵なくして剣の力で信仰と権勢を植え付けて行った半生の歴史はそれほど私の頭に今残っていないが、全盛の頂上から一時に墜落してロシアに逃げ延び、再びわずかな烏合の衆を引き連れてノルウェーへ攻め込むあたりからがなんとなく心にしみている。
— 寺田寅彦 『春寒』 青空文庫
日本人が科学的頭脳において西洋人に必ずしも劣らないという自信を生徒の頭に植え付ける事もかなり大事な事ではないかと思う。
— 寺田寅彦 『雑感』 青空文庫
道明寺の餡入り餅であったがその外側に糯米のふかした粒がぽつぽつと並べて植え付けてあった。
— 寺田寅彦 『物売りの声』 青空文庫
このごろは堤に桜を植え付けて、行灯をかけたり、雪洞をつけたりして、新小金井などという一つの名所になってしまいました。
— むらさき鯉 『半七捕物帳』 青空文庫
しかしこれら哲学者の植え付けた種子が長い中世の冬眠期の後に、急に復興して現代科学の若葉を出し始めたのは、もちろん一般的時代精神の発現の一つの相には相違ない。
— 寺田寅彦 『量的と質的と統計的と』 青空文庫
そのさし絵の木版画に現われた西洋風景はおそらく自分の幼い頭にエキゾチズムの最初の種子を植え付けたものであったらしい。
— 寺田寅彦 『読書の今昔』 青空文庫
植え付けのころからさっぱり雨が降らなかったために、水路はかわいてしまい、沼にはひびが入って、秋のとりいれはやっと冬じゅう食べるくらいでした。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
旱魃の際には、とにかく作物の枯れないぐらいの雨は降らせることができますから、いままで水が来なくなって作付しなかった沼ばたけも、ことしは心配せずに植え付けてください。
— 宮沢賢治 『グスコーブドリの伝記』 青空文庫
作例 · 標準
例句