老練家
ろうれんか
名詞
標準
veteran
文例 · 用例
第三十三回 千円の懸賞 森探偵は其の道に掛けては評判の老練家ゆえ、余の刺された件に就いてもお浦の消滅した件に就いても遺憾なく取り調べるに違いない。
— 黒岩涙香 『幽霊塔』 青空文庫
しかし、タイタニック号のスミス船長は、聞えた老練家である。
— 牧逸馬 『運命のSOS』 青空文庫
こう云う横着な奴にはどうしても老練家が必要だからね」 根岸と云うのは当時署内切っての老練な刑事で、警察界には二十年近くもいるのだった。
— 甲賀三郎 『支倉事件』 青空文庫
が、庁内きっての老練家だったし、ことに毒物鑑識にかけては、その方面の著述を五、六種持っているというほどで、無論|法水とも充分熟知の間柄だった。
— 小栗虫太郎 『黒死館殺人事件』 青空文庫
或老練家 彼はさすがに老練家だった。
— 芥川龍之介 『侏儒の言葉』 青空文庫
実際、この時分のドイツには、密偵密偵機関といって、もっとも鋭い、老練家のスパイが選ばれて、しじゅうスパイをスパイして警戒眼を放さない制度になっていた。
— 牧逸馬 『戦雲を駆る女怪』 青空文庫
二三ヶ月、場合によれば二三年も思ひ切つた骨折りをすれば、自分は十分王樣のダイヤモンドを截る老練家となつて、十分有利にあれを處分する知識が得られるだらう。
— スティーヴンスン 『若い僧侶の話』 青空文庫
そこで彼はどちらを最も感服してよいのか分らなくなつた――無鐵砲な活動家か、それとも世の中を知りぬいてゐる老練家か、自分の行爲や冒險を大膽に話してゐる男か、あらゆる事を神のやうに知つてゐて、少しも苦しんだ事のないやうに見える人か。
— スティーヴンスン 『若い僧侶の話』 青空文庫
作例 · 標準
この業界の老練家である彼のアドバイスは、常に的確で無駄がない。
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複雑な事件を次々と解決に導いた彼女は、警察内でも一目置かれる老練家だ。
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老練家たちが集まるその会議では、一言の重みが全く違っていた。
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