磁針
じしん
名詞
標準
magnetic needle
文例 · 用例
ただ一つの逸話として伝えられているのは、彼が五歳の時に、父から一つの羅針盤を見せられた事がある、その時に、何ら直接に接触するもののない磁針が、見えざる力の作用で動くのを見て非常に強い印象を受けたという事である。
— 寺田寅彦 『アインシュタイン』 青空文庫
最初にやった実験は、電流計の磁針が交流でふれることに関するものであって、その結果は同年の British Association で報告している。
— 寺田寅彦 『レーリー卿(Lord Rayleigh)』 青空文庫
私の腕に依って磁針の方角を変化させることが出来るのだ。
— 松永延造 『職工と微笑』 青空文庫
旦那は、野象の穴へ落ちたとき、磁針をお壊しなすったので、儂らは、どっちへどう出たらこの森を抜けられるか、いま途方に暮れているでがす。
— 有尾人 『人外魔境』 青空文庫
白いオレンジの截断面は一本の磁針を現している。
— ――或シナリオ―― 『誘惑』 青空文庫
汗ばんだ硝子の底でぴくぴく動いている磁針に目をおしつけて行った。
— 本庄陸男 『石狩川』 青空文庫
よく磁針にそういう形をしたものがあるが、もちろんこれは非常に大きく、長さが六七尺もあった。
— 海野十三 『千早館の迷路』 青空文庫
僕はそこで磁針を引きつけるふしぎな力を見つけるかもしれませんし、また無数の天体観察をやってそれをだんだん正確なものにしてもいけるでしょうが、いつもきまって変らないその外観上の偏心率を示すためには、どうしてもこの旅か必要なのです。
— FRANKENSTEIN, OR THE MODERN PROMETHEUS 『フランケンシュタイン』 青空文庫
作例 · 標準
コンパスの磁針が北を指していることを確認し、登山隊は深い霧の中を慎重に進み始めた。
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強力な磁石を不用意に近づけると、磁針は激しく振れて正しい方角を示さなくなってしまう。
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航海士は揺れる船の上で、真鍮製の古びた羅針盤の磁針をじっと見つめ続けていた。
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