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洛外

らくがい
名詞
1
標準
outside Kyoto or the capital
文例 · 用例
花ならば咲きも残らず散りも初めぬ十九の春という評判が、日本国中津々浦々までも伝わって、毎年三月の花の頃になると満月の道中姿を見るために洛中洛外の宿屋が、お上りさんで一パイになる。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
島原の花魁道中の前の日の事とて、洛中洛外が何とのう、大空に浮き上って行きそうな気はいが、二人の泊っている木賃宿のアンペラ敷の上までも漂うていた。
夢野久作 名娼満月 青空文庫
実際に京都に戦争があったのは初期の三四年であったが、此の僅かの間の市街戦で、洛中洛外の公卿門跡が悉く焼き払われて居るのである。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
其故に洛中洛外の諸社、諸寺、五山|十刹、公家、門跡の滅亡はかれらが所行なり。
菊池寛 応仁の乱 青空文庫
洛中洛外の人びとが集まって来て、見せ物か何かのようにそれを見物していた。
田中貢太郎 切支丹転び 青空文庫
七三郎の巴之丞が、洛中洛外の人気を唆って、弥生狂言をも、同じ芸題で打ち続けると云う噂を聞きながら、藤十郎は烈しい焦躁と不安の胸を抑えて、じっと思案の手を拱ぬいたのである。
菊池寛 藤十郎の恋 青空文庫
藤十郎の茂右衛門と切波千寿のおさんとの密夫の狂言は、恐ろしきまで真に迫って、洛中洛外の評判かまびすしく、正月から打ち続けて勝ち誇っていた山下座の中村七三郎の評判も、月の前の螢火のように、見る影もなく消されてしまった。
菊池寛 藤十郎の恋 青空文庫
洛中洛外に激しい飢饉などがあって、親兄弟に離れ、可愛い妻子を失うた者は世をはかなんで自殺した。
菊池寛 身投げ救助業 青空文庫
作例 · 標準
紅葉の季節、混雑する洛中を避けて洛外の隠れた名刹を巡ることにした。
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かつての平安京において、境界線である羅城門の外側はすべて洛外と呼ばれた。
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彼は生まれも育ちも洛外だが、京都の歴史については誰よりも詳しい。
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