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常世

とこよ
名詞
1
標準
eternalness
文例 · 用例
それを故意に漂母と言ったのは、一つはユーモラスのためであるが、一つは暗にその長屋住いで、蕪村が平常世話になってる、隣家の女房を意味するのだろう。
萩原朔太郎 郷愁の詩人 与謝蕪村 青空文庫
) 休めともいわずはじめから宿の常世は留守らしい、人を泊めないときめたもののように見える。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
僧三 ――平常世尊があまり阿難を甘くなさるので、増長してこんな事になる。
岡本かの子 阿難と呪術師の娘 青空文庫
――法界屋の鉢の木では、梅、桜、松も縁日ものですがね、……近常さんは、名も一字、常世が三ヶの庄を賜ったほどの嬉しさで。
――(前題――楊弓) ピストルの使い方 青空文庫
鉢の木ではないのじゃが、蚊に焚く柴もあるものを、……常世の宿なら、こう情なくは扱うまい。
泉鏡花 夜叉ヶ池 青空文庫
) 休めともいはずはじめから宿の常世は留主らしい、人を泊めないと極めたものゝやうに見える。
泉鏡太郎 高野聖 青空文庫
ところが、少名毘古那神は、あとになると、急に常世国という、海の向こうの遠い国へ行っておしまいになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
この四人のごきょうだいのうち、二番めの稲氷命は、海をこえてはるばると、常世国という遠い国へお渡りになりました。
鈴木三重吉 古事記物語 青空文庫
作例 · 標準
彼は、死者の魂が赴くという常世の国を求めて長い旅を続けた。
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日本の神話において、常世は海の彼方にある不老不死の理想郷とされている。
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肉体は滅んでも、私たちの絆は常世にまで繋がっていると信じたい。
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2
標準
distant land over the sea
作例 · 標準
水平線の向こうにある常世から、神様が宝船に乗ってやってくるという伝承がある。
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古代の人々は、豊かな恵みをもたらすマレビトが常世から訪れると信じていた。
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常世の国から持ち帰ったとされる不思議な果実を食べるシーンが物語にある。
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ウィキペディア

常世(とこよ)、かくりよ(隠世、幽世)とは、永久に変わらない神域。死後の世界でもあり、黄泉もそこにあるとされる。「永久」を意味し、古くは「常夜」とも表記した。日本神話や古神道や神道の重要な二律する世界観の一方であり、対義語として「現世(うつしよ)」がある。

出典: 常世 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0