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不時着

ふじちゃく
名詞動詞-サ変動詞-自動詞
1
標準
emergency landing
文例 · 用例
そして、あの二本の棒の下には国旗掲揚台があるはずだが、遠目にはなにともつかない植物におおわれ、太平洋戦争で不時着し、放置されたゼロ戦があそこにある、といわれているようなものだ。
第3章 フルサークル、1991年 45回転の夏 青空文庫
南北及び東西の航空路の安全をはかるため、特に南シナ海の真中に、飛石のように置いた不時着飛行場で、これさえあれば、その両航空路はどんなに安全さを加えるかしれないというのだ。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
それとも貴様はなにか、あの飛行島をこしらえるわけをくわしく知らにゃ許さんというのか、たかがああいう馬鹿げた無用の不時着場を、――」 川上機関大尉はにやりと笑って、「それ見ろ、気にしていないなんていっていながら、貴様はちゃんと飛行島のことを考えているじゃないか。
海野十三 浮かぶ飛行島 青空文庫
傷ついてふらふらと不時着するもの。
海野十三 空襲警報 青空文庫
彼は一路大連まで来てそこから飛行機で福岡まで飛ぶつもりだったのに、平壌まで来ると先きは雨がひどく不時着したので、途中から汽車に替えて海峡を渡った。
横光利一 旅愁 青空文庫
」 矢代は妹の気持ちを早く他の事に反らしたくてそんなに云った後から、都合好く、平壌で不時着したときに会った妓生の話を思い出したのでそれを聞かせた。
横光利一 旅愁 青空文庫
話はすこし飛ぶけれども、巴里・東京間百時間飛行でジャビーが最初に失敗したあと、これも日本まで辿りつきながら、土佐の海岸へ不時着して恨みを呑んだ二人組があつた。
坂口安吾 真珠 青空文庫
普通の不時着の飛行機なら、先づ飛び降りて、住民の姿を認めれば、それに向つて駈けだすのが当然である。
坂口安吾 真珠 青空文庫