遠洋漁業
えんようぎょぎょう
名詞
標準
deep-sea fisheries
文例 · 用例
斯ういうように遠くから出掛けて来るということは誠に結構なことで、これが益々盛になれば自然日本の漁夫も遠洋漁業などということになるので、詰り強い奴は遠洋へ出掛けてゆく、弱い奴は地方近くに働いて居るという訳になるのだろう。
— 幸田露伴 『夜の隅田川』 青空文庫
」 と、何かさも不平に堪えず、向腹を立てたように言いながら、大出刃の尖で、繊維を掬って、一角のごとく、薄くねっとりと肉を剥がすのが、――遠洋漁業会社と記した、まだ油の新しい、黄色い長提灯の影にひくひくと動く。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
さうして食ひつめものの商人は門司、佐世保、大牟田などの新らしい繁華を慕ふて奔り、金齒入れた高利貸は朝鮮にゆき、六騎の活氣ある一團は六十餘艘の小舟に鮟鱇組の旗じるしを翻へしながら遠洋漁業の途にのぼるかして、わかい子弟の東京へゆくものさへ、誰一人この因循な故郷に歸らうとはせぬ。
— 北原白秋 『思ひ出 抒情小曲集』 青空文庫
」或筋から内命が下だつて、露領の沿海州まで、日本ではまだ本當にやつてゐない遠洋漁業の組織で密漁船を出す計畫を、自分が仲間に這入つてやりかけたこと。
— 斷橋 『泡鳴五部作』 青空文庫
ロップ島の酋長ロロは、よき酋長として附近の島々の住民たちからも敬われ、三浦須美吉は、郷里平磯にかえり、相かわらず遠洋漁業にしたがっている。
— 海野十三 『太平洋魔城』 青空文庫
この人は、十何年も遠洋漁業に力をつくしていて、船長をしたり、運転士をしたり、またある時は、水夫長もしたことのある、めずらしい経験家である。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
この人は、伊豆七島から、小笠原諸島にかけて、漁業には深い経験のある漁夫出身者で、いくどか難船したこともあり、いつも新しいことを工夫する、遠洋漁業調査には、なくてはならぬ、第一線の部隊長であった。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
的矢丸にて 私たちの漕ぎつけた船、スクーナー型、百七トンの的矢丸は、政府からたのまれて、遠洋漁業をやっている帆船である。
— 須川邦彦 『無人島に生きる十六人』 青空文庫
作例 · 標準
日本の遠洋漁業は、国際的な規制の中で発展してきた。
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彼は若い頃、遠洋漁業の船に乗って世界中の海を巡った。
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遠洋漁業の基地として栄える港町を訪れた。
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ウィキペディア
遠洋漁業 とは、主に外国の排他的経済水域内あるいは公海における大型漁船による漁業のことである。
出典: 遠洋漁業 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0