厳刑
げんけい
名詞
標準
severe punishment
文例 · 用例
したがって、教師の側でも非常手段として、引廻し其の他の厳刑を案出したのかも知れない。
— 岡本綺堂 『綺堂むかし語り』 青空文庫
若魁たる者も同志之者も御差別なく厳刑に相成候へ者、天下正義之者|忽朝廷を憤怨し、人心瓦解し、収拾すべからざる御場合と奉存候。
— 森鴎外 『津下四郎左衛門』 青空文庫
この時代より以前、板倉伊賀守が奉行をして居た頃、ひどくこの鹿に就ての処分法が苛酷であったから、寺社奉行と相談の上改めた事よりも、講談俗書では矢張り、厳刑のままの方が名高い。
— 直木三十五 『傾城買虎之巻』 青空文庫
しかしながら、彼は資性剛毅の人であったこととて、新政を行うにも甚だ峻厳を極めて、いやしくも命に違う者は毫末も容赦するところなく、厳刑重罰をもって正面よりこれを抑圧したのであった。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
扨又、異国にては、怒にまかせてはみだりに死刑に行ひ、貴人といへども、会釈もなく厳刑に行ふ習俗なるに、本朝にては、重き人はそれだけに刑をもゆるく当らるゝは、是れ又有がたき御事なり。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
やはり「切」は「斬」であって、事一銭に関する如き微罪といえども、斬罪の厳刑をもってこれを処分し、毫も仮借することなきぞとの意を示した威嚇的法文と見るのが穏当と思われる。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫
この頃の事である、幕府時代から引続いて切支丹宗門は禁制であって、その信徒は厳刑に処する掟であったにもかかわらず、長崎地方にはこの信徒が絶えなかった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
しかるに、藩では、かつては厳刑に処せらるる位な者の事だから、凡てを獄屋へ入れ、男女も区別してあった。
— 内藤鳴雪 『鳴雪自叙伝』 青空文庫
作例 · 標準
その凶悪な犯罪者に対しては、社会から隔離するために厳刑に処すべきだという声が強い。
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当時の法律では、軽微な盗みであっても厳刑を免れることはできなかった。
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「どれほどの厳刑を科したところで、失われた命が戻ってくるわけではない」
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