重刑
じゅうけい
名詞
標準
heavy sentence
文例 · 用例
それよりももつと重大な影響――かくも容易に多数の死刑囚を出したことより生ずる重刑主義の影響が、国民の精神教育にどんな利弊を来たすであらうか。
— 平出修 『逆徒』 青空文庫
しかも、そうした私の立場や、乱歩氏との関係を充分に承知していながら「乱歩論」を書けという猟奇社の注文は、とりも直さず文筆上の重刑でなくて何でしょう。
— 夢野久作 『江戸川乱歩氏に対する私の感想』 青空文庫
如何ニ岩下清周ニ重刑ヲ課スルモ幾寓人ノ被害者ニ何ノ補ヒタラズ。
— 北一輝 『日本改造法案大綱』 青空文庫
昔、或る国に不思議な刑罰があつた、天井も床も四方の壁も凡て凸凹な鏡で張り詰めた小さな正立方体の部屋が重刑者を投ずる牢で、其処には昼夜の別なく怖ろしく明るい一つの灯火が点じてあつた。
— 牧野信一 『鏡地獄』 青空文庫
それにも拘わらず彼は、「黒手組」に対して重刑を申渡した。
— 小酒井不木 『恐ろしき贈物』 青空文庫
わたしら働く婦人は、階級的前衛に対する支配階級の死刑・重刑絶対反対です。
— 宮本百合子 『同志たちは無罪なのです』 青空文庫
隨分の重刑で、王朝時代の養老律よりも更に重いもので、それを明治の初年には實行したのであります。
— 桑原隲藏 『支那の古代法律』 青空文庫
故に重刑をもって同盟罷業を防止しようとした折角の政策も、その始において物の見事に蹂躙され、その法律は生れて早々死法となってしまったのである。
— 穂積陳重 『法窓夜話』 青空文庫