郡司
ぐんじ異読 こおりのつかさ
名詞多音語
標準
district governor (under the ritsuryō system)
文例 · 用例
これも当時の地方に於て綱紀の漸く弛んだことを証拠立てるものであるが、それは武蔵権守興世王と、武蔵介経基と、足立郡司判官武芝とが葛藤を結んで解けぬことであつた。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
ところが、郡司の分際で無礼千万であると、兵力づくで強ひて入部し、国内を凋弊し、人民を損耗せしめんとした。
— 幸田露伴 『平将門』 青空文庫
また八省百官の制を設け、地方に於ける国造、県主の世襲を禁じ、新たに国司郡司を命じ、期限的に交替させることにした。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
パソコン創世記の終章を飾るアップル=IBMの提携とアスキーのトロイカ体制の崩壊 アップルとIBMが提携すると言いだしたかと思うと、西和彦さんといっしょにアスキーを引っ張ってきた郡司明郎さんと塚本慶一郎さんが辞めてしまった。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
仲間と立ち上げた『I/O』誌から別れた西、郡司、塚本は一九七七年六月、『ASCII』を創刊する。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
『今昔物語』二六に、参河国の郡司妻二人に養蚕をさせるに、本妻の蚕皆死んで儲けもなくなったので夫も寄り付かず、従者も逐電して淋しく暮す内、養いもせぬ蚕一つ桑の葉に付いて咋うを見付けて養う内、家に飼った白犬がその蚕を食うた。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
夫の郡司たまたまその門前を通り、家内の寂寞たる様子を憐み、入りて見れば妻一人多くの美しい糸を巻きいる。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
やがて国司を経て朝廷に奏し、かの郡司の子孫今にその業を伝えて犬頭という絶好の糸を蔵人所に納めて、天皇の御服に織ると見ゆ。
— 犬に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
郡司として赴任した彼は、地域の治水工事に尽力し、領民から深く慕われた。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
「郡司の屋敷で宴が開かれるらしいぞ。村の有力者もみんな呼ばれているそうだ」
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
地方の有力豪族が郡司に任命されることで、律令体制の支配が末端まで及んでいった。
幻辭AI · gemini-3-flash-preview
ウィキペディア
郡司(ぐんじ、こおりのつかさ)は、日本の律令制下において、律令国内の各郡を治める地方官である。中央官僚である国司の下で、郡の行政に当たり、その地の有力者が世襲的に任命された。
出典: 郡司 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0