馬小屋
うまごや
名詞
標準
stable
文例 · 用例
(いえもう何でございます、実はこの先一町行け、そうすれば上段の室に寝かして一晩|扇いでいてそれで功徳のためにする家があると承りましても、全くのところ一足も歩行けますのではございません、どこの物置でも馬小屋の隅でもよいのでございますから後生でございます。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
やがて背戸と思う処で左に馬小屋を見た、ことことという音は羽目を蹴るのであろう、もうその辺から薄暗くなって来る。
— 泉鏡花 『高野聖』 青空文庫
地球の果の、汚いくさい、まっ黒い馬小屋へ、一瞬どしんと落ちこんでしまった。
— 太宰治 『八十八夜』 青空文庫
馬小屋が芝居小屋になっていました。
— BILLEDBOG UDEN BILLEDER 『絵のない絵本』 青空文庫
その人かげは、明るいところをおそれるように、いけがき、やぶ、馬小屋、へいのかげなどの暗いところをもとめながら、ひらひらと見えかくれしていましたが、やがて、森の深いやみの中に、すいこまれるようにきえていってしまいました。
— 新美南吉 『名なし指物語』 青空文庫
土間へはいると、左手は馬小屋で、右手は居間と台所兼用の板敷の部屋で大きい炉なんかあって、まあ、圭吾の家もだいたいあれ式なのです。
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
吹雪の音にまじって、馬小屋のほうから小さい咳ばらいが聞えました。
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
圭吾は、あの馬小屋にいるんでないか?
— 太宰治 『嘘』 青空文庫
作例 · 標準
例句