門衛
もんえい
名詞
標準
gatekeeper
文例 · 用例
カバレット・バビロンの白煉瓦の高層な建物から流れるワルツの曲が街角に直立した赤い帽子の印度巡査をモスモロスの道化役者風にしたててバビロンの入口の廻転ドアの前に金モールのいかめしい英国人の門衛が莞爾とした笑いをたたえている。
— 吉行エイスケ 『孟買挿話』 青空文庫
彼女が臘虎の外套に顔をうずめて銀色の夜半の灯のもとを、二、三歩すすまないうちに、金格子の門衛室の扉がひらいて青馬のような近視眼鏡をかけた小肥なボッブの女が小走りにちかづくと、悪意のあることばで、「やあ、奥さん。
— 吉行エイスケ 『女百貨店』 青空文庫
ある人はこれを官衙の門衛のようだと言ったが、自分もどちらかと言えば多少そんな気がしないでもない。
— 寺田寅彦 『丸善と三越』 青空文庫
それで本のほうは断念して、園芸好きのR研究所の門衛U君に教わって理研製殺虫剤ネオトンのやや濃度の大きい溶液で目的を達せられることを知った。
— 寺田寅彦 『錯覚数題』 青空文庫
七 においの追憶 鼻は口の上に建てられた門衛小屋のようなものである。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
人間の文化が進むに従ってこの門衛の肝心な役目はどうかすると忘れられがちで、ただ小屋の建築の見てくれの美観だけが問題になるようであるが、それでもまだこの門衛の失職する心配は当分なさそうである。
— 寺田寅彦 『試験管』 青空文庫
誰何せる門衛に、我は小坪の某なり、約束の時計を得たれば、あえて主公に呈らせんと来意を告げ、応接室に入るに際して、執事は大助を見て三郎に向い、「時計を御拾得の方は貴下ですな。
— 泉鏡花 『金時計』 青空文庫
門衛|遽しく遮って、「こらこら、ここは寺院じゃないぞ。
— 泉鏡花 『貧民倶楽部』 青空文庫
作例 · 標準
門衛が厳重に警備しているため、部外者は入れない。
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彼は長年、城の門衛を務めてきたベテランだ。
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門衛に身分証を提示して、敷地内に入った。
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