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年の瀬

としのせ
表現名詞頻度ランク #32120 · 青空 67
1
標準
the year end
文例 · 用例
わがままで不精な彼にとって年賀状というものが年の瀬に横たわる一大暗礁のごとく呪わしきものに思われて来たのだそうである。
寺田寅彦 年賀状 青空文庫
十二月 それ、おほみそかは大薩摩の、もの凄くも又可恐しき、荒海の暗闇のあやかしより、山寺の額の魍魎に至るまで、霙を錬つて氷を鑄つゝ、年の瀬に楯を支くと雖も、巖間の水は囁きて、川端の辻占に、春衣の梅を告ぐるぞかし。
泉鏡太郎 五月より 青空文庫
年の瀬や鷄の聲波の音 三十一日、小田原見物、遊女屋軒を並べて賑なり。
泉鏡太郎 熱海の春 青空文庫
年の瀬、お正月、これといういいこともなくするする過ぎた。
太宰治 火の鳥 青空文庫
年の瀬、お正月、これといふいいこともなくするする過ぎた。
太宰治 火の鳥 青空文庫
ここで井戸屋に見放されたら、この年の瀬を越しかねて数代つづいた万屋の店を閉めなければならない事にもなる。
岡本綺堂 経帷子の秘密 青空文庫
年の瀬の闇市でも見物して来るかな」 呑気に聴えるが、苦しまぎれであった。
織田作之助 世相 青空文庫
みがき格子に新のれん、小僧の数も四人あまりちらついて、年の瀬を控えた店先には客足もまた多いのです。
左刺しの匕首 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
年の瀬も押し迫り、スーパーのレジにはお節料理の材料を抱えた人が列を作っている。
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「あー、年の瀬にこんなに仕事が溜まるなんて、泣きたくなるよ」
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毎年、年の瀬になると第九の合唱を聴きに行かないと、年を越した気がしない。
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