愚劣
ぐれつ
形容動詞名詞
標準
foolishness
文例 · 用例
私はかの記述といふものの愚劣を思ふ。
— 中原中也 『深夜の峠にて』 青空文庫
(いかに私が、みじめな愚劣の奴であつたか!
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
そしていかに相手が馬鹿であり、愚劣な興奮に驅られたかを、小説家特有の冷酷さで客觀してゐる。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
愚劣にも私は、彼の「聰明さ」についてくだらない猜疑をした。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の死』 青空文庫
比較根性の愚劣」と自分へ説き聞かせるようにゆっくり呟きながら、ぶらぶら歩きだした。
— 太宰治 『ダス・ゲマイネ』 青空文庫
近代人中の極くもう愚劣な、へ理窟屋共が全然人造的なものを作りたいと企図したりする。
— 中原中也 『芸術論覚え書』 青空文庫
さうしてその裏で、ひどく愚劣な犯罪を平氣で行つてゐる。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
而も下りたとして、私はその埃りの道に困るだけのことになるかも知れない、――回想的な気持でなんかなしに暮すことこそ、濃い回想を抱くことにもなるのであらうから、なまなか昔ゐた所をも一度なんと思つて下車することは多分愚劣であらうが、下車するであらう……。
— 〔私が貧乏で〕 『夏』 青空文庫
作例 · 標準
彼の発言はあまりにも愚劣で、聞くに堪えなかった。
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愚劣な計画だと分かっていたが、他に選択肢がなかった。
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「こんな愚劣な間違いをするなんて、自分でも信じられない。」
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