俗間
ぞっかん
名詞
標準
the world
文例 · 用例
そして法華経はその哲理と実行の勧めを説いた経巻であり、維摩経は維摩居士という俗間の老練な一男性をして、その大乗主義の体験を物語らしめたもの、また勝鬘経は勝鬘夫人という若い美しい女性をしてその教義を述べさしたもの、いずれも、経の目的は現実生活の理想化にあります。
— 岡本かの子 『仏教人生読本』 青空文庫
――俗間で、濫に扱うべきでないと、もっともな分別です。
— 泉鏡花 『半島一奇抄』 青空文庫
生れ代りの説は和漢共に随分俗間に行われたもので、恐れ多いことだが何某天皇は或修行者の生れ代りにわたらせられて、其前世の髑髏に生いたる柳が風に揺られる度毎に頭痛を悩ませたもうたなどとさえ出鱈目を申して居たこともある。
— 幸田露伴 『蒲生氏郷』 青空文庫
我邦でも弘法大師は今に存在して、遍路の行者とまでも云えない世の常の大師まいりをする位の者の間にも時によりて現われて、抜苦与楽転迷開悟の教を垂れて下さるという俗間信仰がある。
— 幸田露伴 『連環記』 青空文庫
俗間に火柱などといふも氣の事である。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
民友子|先つ頃「俗間の歌謡」と題する一文を作りて、平民社界に行はるゝ音楽の調子の低くして険なるを説きぬ。
— 北村透谷 『徳川氏時代の平民的理想』 青空文庫
俗間に火柱などというのも気の事である。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
一八九六年版、クルックの『北印度俗間宗教および民俗誌』二巻一二二頁に拠れば、その頃西北諸州のみに、那伽すなわち帽蛇崇拝徒二万五千人もあった。
— 田原藤太竜宮入りの話 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
「俗間には、人の噂話が絶えないものだ」と、老人は人生経験を語った。
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彼は、俗間を渡り歩き、様々な人々と交流した。
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俗間の栄華は儚いものだと、詩人は詠んだ。
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