冷笑的
れいしょうてき
形容動詞
標準
sarcastic
文例 · 用例
もし果して今の子供が、さうした眞の童話精神を喪失し、フアンタジイの夢を持たなくなつてしまつたことから、却つてその種の物への冷笑的態度を示すならば、正に大いに憂ふべき教育上の問題である。
— 萩原朔太郎 『童話と教育について』 青空文庫
」 と細い聲で、靜に、冷笑的に謂ツて、チラと對手の顏を見る。
— 三島霜川 『解剖室』 青空文庫
極めて自然ではあったが、三人の話題を恐ろしい犯罪の方向に引っぱり込んで「完全な犯罪は在り得ない」と主張する星田を、冷笑的な態度で反駁していた村井の言葉を……そうして最後に何の苦もなく哄笑しいしいサッサと別れて行った村井の態度を…… ところが、そんな潜在的な記憶に心を惹かれていたせいでもあったろうか。
— 夢野久作 『殺人迷路』 青空文庫
渠は妻の冷笑的態度を一見して、もう、胸がむか/\して來たが、それを自分で私かに制して、書見を續けてゐる。
— 發展 『泡鳴五部作』 青空文庫
もっとも、そういう正直な所をさらけ出して見せたあとでは、必ず、直ぐに今の行為を後悔したような面持で、又もとの冷笑的な表情にかえるのではあったが。
— 中島敦 『虎狩』 青空文庫
彼は冷笑的に黙々としていることによって、やっと赤井の圧迫から脱れられると思った。
— 織田作之助 『青春の逆説』 青空文庫
両親の離婚騒動を「もう、ナ〜ンも信じてないもんね」という冷笑的態度の獲得によって乗り切って以来、オレは唇のはしに不快の気配をいつも漂わせるヤナ野郎として生きてきた。
— 富田倫生 『青空のリスタート』 青空文庫
劈頭の「汝らのみまことに人なり、智慧は汝らと共に死なん」とある語を初とし、以下すべてにこの冷笑的気分が漲っている。
— 内村鑑三 『ヨブ記講演』 青空文庫
作例 · 標準
彼はいつも物事を斜に構えて見ており、何に対しても冷笑的な態度を崩さない。
幻辭AI · gemini-2.5-pro
その映画は、現代社会の欺瞞を、ユーモアを交えつつも冷笑的な視点で描き出している。
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彼の冷笑的なコメントは、場の真剣な雰囲気を台無しにしてしまった。
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