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生き血

いきち
名詞
1
標準
lifeblood
文例 · 用例
山下氏のでも梅原氏のでも、近頃のものよりどうしても両氏の昔のものの方が絵の中に温かい生き血がめぐっているような気がするのである。
寺田寅彦 二科展院展急行瞥見記 青空文庫
生き血を吸いに来たのか、骨をしゃぶりに来たのかと、お蝶はもう半分死んだもののようになって、一心に衾の袖にしがみ付いていると、やがてその衣摺れの音は次の間へ消えて行ったらしかった。
奥女中 半七捕物帳 青空文庫
おまえのきらいな、いっしょになると生き血を吸われるような人間でな、たとえばかったい坊だとか、高利貸しだとか、再犯の盗人とでもいうような者だったら、おれは喜んで、くれてやるのだ。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
「屠牛所の生き血の崇りがあの湖にはあるのだろう」 一週間ぐらいは、その噂で持ち切っていた。
葉山嘉樹 死屍を食う男 青空文庫
」 黒猫の生き血を盛った器は小坂部の眼さきに突き付けられた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
獣のなまぐさい生き血を啜って、小坂部はなんだか眼がくらんで来たように感じられた。
岡本綺堂 小坂部姫 青空文庫
それがまぎれもなく生き血のかたまりであるということが伝六にわかったときは、真に意外!
笛の秘密 右門捕物帖 青空文庫
だんなの知恵じゃ、すぐとそいつが一味の巣窟にも穴倉にも見当がつくんでがしょうが、あっしゃぺったり生き血を首筋へやられたときゃ、五年ばかり命がちぢまりましたぜ」「じゃ、きげん直しに乃武江でも招いて、いっしょにところてんでも食べるかな」 すると、伝六が急にくつくつ笑いながらいいました。
笛の秘密 右門捕物帖 青空文庫
作例 · 標準
傷ついた野獣が、仕留めた獲物の生き血をすする。
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古代の祭祀では、生贄の生き血を祭壇に捧げて豊作を祈願したという。
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「汗水垂らして働く庶民の生き血を吸い上げるような政治は、もう御免だ」
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厳しい寒さに耐える極北の民の中には、貴重な栄養源としてトナカイの生き血を飲む文化がある。
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