頼みごと
たのみごと
名詞
標準
favour
文例 · 用例
」「惜しいことをしたねえ、何かお前に頼みごとでもあったんじゃあないか、それでなくってもまた来た時を待っていて、分を聞けば可かったのにね。
— 泉鏡花 『三枚続』 青空文庫
おかくは、口では何うしてもその頼みごとを私に告げる術がなくて、ぐでりんに代筆を乞ふのですが、それらの事情の一端にはもともとぐでりんも相当な主要人物として登場してゐるのですから、これは完全なる代筆文とも申されぬのです。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
☆私はその男に頼みごとがあって行くと、相手は大きな木の箱へ釘を打込んでいた。
— 原民喜 『曲者』 青空文庫
が、チチコフの例の奇怪な頼みごとが不意に彼の空想を破った。
— または チチコフの遍歴 第一部 第一分冊 『死せる魂』 青空文庫
――「あの人はね、僕が一寸頼みごとをした、大事な客だったんだ。
— 豊島与志雄 『話の屑籠』 青空文庫
すると、達吉はたいへんな頼みごとをもたらしてきました。
— 豊島与志雄 『霊感』 青空文庫
人に頼みごとをしようというのに抜き身の切っ先を差しつけて、嚇すということがあるものか!
— 国枝史郎 『娘煙術師』 青空文庫
また人相家の言に、手を組む癖ある人は思いごとたえず、首を傾くる癖ある人はその心常に憂いありといい、また、人のもとへ談合に行く途中にて丸く全きものを見れば、頼みごと必ず成就し、欠けたるものを見れば、そのこと成就せずというの類、みな一方よりこれをみれば、思想連合上想起するものといわざるべからず。
— 井上円了 『妖怪学』 青空文庫
作例 · 標準
「ちょっとした頼みごとがあるんだけど、今いいかな?」と兄が部屋に入ってきた。
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いつも頼みごとをされてばかりで、たまには自分の意見も聞いてほしいと感じる。
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彼は頼みごとをされると、自分の予定を後回しにしてでも助けてしまうお人好しだ。
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