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下腹

したはら異読 したばら・かふく
名詞頻度ランク #42780 · 青空 304
1
標準
abdomen
文例 · 用例
町内一の財産家といふに、家内は祖母と此子二人、萬の鍵に下腹冷えて留守は見渡しの總長屋、流石に錠前くだくもあらざりき、正太は先へあがりて風入りのよき塲處を見たてゝ、此處へ來ぬかと團扇の氣あつかひ、十三の子供にはませ過ぎてをかし。
樋口一葉 たけくらべ 青空文庫
下腹で空腹の時のような痛みがする。
断片 小さき良心 青空文庫
甚だしい心配の度に腹に固い固まりが出来る彼女の習慣の、その兆しを下腹部に感じながら、彼女は洋燈を掃除した。
梶井基次郎 不幸 青空文庫
女性の尻ばかり見て暮す男にとっても、売笑婦の心理的な綺羅によって飾られた脣から、下腹部にかけてのガリッシュな紅色の部分については特殊な魅惑を感じる。
吉行エイスケ 戦争のファンタジイ 青空文庫
その時、頤の下へ手をかけて、片手で持っていた単衣をふわりと投げて馬の目を蔽うが否や、兎は躍って、仰向けざまに身を翻し、妖気を籠めて朦朧とした月あかりに、前足の間に膚が挟ったと思うと、衣を脱して掻取りながら下腹をつと潜って横に抜けて出た。
泉鏡花 高野聖 青空文庫
小浅間への登りは思いのほか楽ではあったが、それでも中腹までひといきに登ったら呼吸が苦しくなり、妙に下腹が引きつって、おまけに前頭部が時々ずきずき痛むような気がしたので、しばらく道ばたに腰をおろして休息した。
寺田寅彦 小浅間 青空文庫
それで私は眼を瞑って、下腹を両手で押えて、『仏さま』を念じました。
岡本かの子 仏教人生読本 青空文庫
体を定めて、鼻から深く息を吸い、下腹へ力を籠めた。
岡本かの子 家霊 青空文庫
作例 · 標準
激しい運動で下腹部に筋肉痛が残った。
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妊娠初期には、下腹部に軽い痛みを感じることがあります。
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満腹で下腹が苦しいので、少し歩いて消化を促そう。
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