元勲
げんくん
名詞
標準
elder statesman
文例 · 用例
特に洪武の末に至っては、元勲宿将多く凋落せるを以て、炳文は朝廷の重んずるところたり。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
帝|大に怒れども、元勲|国舅たるを以て誅する能わず、爵を削って之を私第に幽するのみ。
— 幸田露伴 『運命』 青空文庫
天皇は、その草稿を御嘉納あそばされ、新たに枢密院を設けられ、国家の元勲と練達の士とを集めて、逐条御諮詢、その審議を聞召さるゝこと八箇月に及んだ。
— 菊池寛 『二千六百年史抄』 青空文庫
それ故実際に硯友社の基礎を固めた元勲ともいうべきは紅葉、思案、漣、眉山の四人であって、水蔭や乙羽や柳浪やその他の面々は硯友社の旗幟が振ってから後に加盟したので、各々一、二年乃至数年遅れていた。
— ――尾崎紅葉―― 『硯友社の勃興と道程』 青空文庫
まえに言った藤沢や、高田や、伊井蓉峰や、河合武雄や、喜多村緑郎や、そのほかにも幾多の功労者のあることは争われない事実であるが、なんといっても川上音二郎を第一の元勲に推さなければならない。
— 岡本綺堂 『明治劇談 ランプの下にて』 青空文庫
それも年長者に対し元勲に対し相当の敬礼を尽すの意ならば至当のことなれども、それと同時に何かは知らずその人の力量技術を崇拝するに至りては愚の至りに御座候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
田舎の者が元勲を崇拝し大臣をえらい者に思い政治上の力量も識見も元勲大臣が一番に位する者と迷信|致候結果、新聞記者などが大臣を誹るを見て「いくら新聞屋が法螺吹いたとて、大臣は親任官、新聞屋は素寒貧、月と泥亀ほどの違いだ」などと罵り申候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
少し眼のある者は元勲がどれくらい無能力かということ大臣は廻り持にて新聞記者より大臣に上りし実例あることくらいは承知致し説き聞かせ候えども、田舎の先生は一向|無頓着にて不相変元勲崇拝なるも腹立たしき訳に候。
— 正岡子規 『歌よみに与ふる書』 青空文庫
作例 · 標準
明治維新を成し遂げた元勲たちは、近代国家の礎を築くために奔走した。
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元勲の死を悼み、国葬が執り行われることになったというニュースが流れた。
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「歴史の教科書に出てくるような元勲でも、若い頃は苦労したんだね」
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ウィキペディア
元勲(げんくん)とは、歴史上の王政復古(朝権回復)に対して大きな功績があった者をさす用語で、現在に至るまでに古代の大化改新、中世の建武新政、近代の明治維新の三度の革新があったが、近代日本においては特に明治維新によって政界に影響力を持った有力政治家を指すことが多い。
出典: 元勲 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0