蒙塵
もうじん
名詞
標準
royalty seeking refuge outside the palace or capital during an emergency
文例 · 用例
結局王子|臨海君をして咸鏡道に、順和君を江原道に遣して勤王の軍を募らしめ、王李昭、世子|光海君以下王妃|宮嬪数十人、李山海、柳成竜等百余人に護られて、遠く蒙塵する事になった。
— 菊池寛 『碧蹄館の戦』 青空文庫
後鳥羽院蒙塵前の最終の姿を伝へた、謂はゞ決定版――版ではないが――とも見るべきものに、更に遠島抄(仮りに名づける)を得て書き込んだのである。
— 後期王朝文学史 『女房文学から隠者文学へ』 青空文庫
『アルバニア王蒙塵す』と大きく書いたビラが、アルバニア人のやうな顔をした老人の夕刊売りの前でひら/\してゐる。
— 高田保 『貸家を探す話』 青空文庫
然れどもこれは本の一時で、聯軍進城兩宮蒙塵等の事があつた爲め愈其範圍を大ならしめた。
— 狩野直喜 『支那近世の國粹主義』 青空文庫
文珠は「支配の智恵」を意味し、支配者の蒙塵が起るたびに、新旧の生産関係の仲継者としてうや/\しく昔の主人を抱擁する役目を帯びているのである。
— 槇村浩 『華厳経と法華経』 青空文庫
今にも鎮江が陥落しそうだとか、北京の清帝が蒙塵するらしいとか、戦争の噂は船中にあっても聞こえ、その噂はいつも支那側にとって、面白くないものだった。
— 国枝史郎 『鴉片を喫む美少年』 青空文庫
訴訟がグズグズ長びいているうちに七月のクウ・デタが起き、シャルル十世は英国へ蒙塵してブゥルボンの公然の敵だったオルレアン家のルイ・フィリップ一世が王位に登った。
— 久生十蘭 『カストリ侯実録』 青空文庫
支那は天子蒙塵の辱を受けつつある。
— 夏目漱石 『倫敦消息』 青空文庫
作例 · 標準
戦乱を避け、皇帝は蒙塵を余儀なくされた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
蒙塵の旅は過酷を極め、多くの困難が待ち受けていた。
幻辭AI · gemini-2.5-flash
歴史書には、その王の蒙塵の記録が残されている。
幻辭AI · gemini-2.5-flash