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鬨の声

ときのこえ
表現名詞
1
標準
battle cry
文例 · 用例
「たのみますよ」 時に、かの女のいるテーブルの反対側の広間から、俄に鬨の声が挙って、手擲弾でも投げつけたような音がし出した。
岡本かの子 母子叙情 青空文庫
包囲した鬨の声のような喧騒に混って音楽の音が八方から伝わる。
岡本かの子 巴里祭 青空文庫
秀吉、家康は勿論の事、政宗にせよ、氏郷にせよ、少し前の謙信にせよ、信玄にせよ、天下麻の如くに乱れて、馬烟や鬨の声、金鼓の乱調子、焔硝の香、鉄と火の世の中に生れて来た勝れた魂魄はナマヌルな魂魄では無い、皆いずれも火の玉だましいだ、炎々烈々として已むに已まれぬ猛※を噴き出し白光を迸発させているのだ。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
矢叫び鬨の声の世の中でも放火殺人専門の野蛮な者では無かった。
幸田露伴 蒲生氏郷 青空文庫
彼女はお筆の罠にかかって、自分のほんとうの恋人を横取りされたことを覚ったかも知れないが、今となっては恨みを呑んでその勝鬨の声を聞くのほかはなかった。
岡本綺堂 有喜世新聞の話 青空文庫
あらん限りのヨタや出鱈目を並べたり、恩人を裏切ったり、正直者を欺したりした方法でもって押し送って来た過去の罪業が、一時に鬨の声をあげて押しかけて来る。
夢野久作 近世快人伝 青空文庫
即ち毛利の第一軍は、地御前より厳島を迂廻し、東北岸鼓の浦に上陸し、博奕尾の険を越え、塔の岡の陶本陣の背面を攻撃し、第二軍は、宮尾城の城兵と協力し、元就軍の本軍が鬨の声を発するを機とし、正面より陶の本陣を攻撃するもので、小早川隆景これを率いた。
菊池寛 厳島合戦 青空文庫
吉川元春は先陣となって、えいえい声を掛けて坂を上るに、其声|自ら鬨の声になって、陶の本陣塔の岡へ殺到した。
菊池寛 厳島合戦 青空文庫
作例 · 標準
勝利を確信した兵士たちが、一斉に鬨の声を上げた。
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チームが一点を先制した瞬間、スタンドから大きな鬨の声が上がった。
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新しいプロジェクトの開始に際し、メンバー全員で鬨の声を上げて士気を高めた。
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