貧小
ひんしょう
形容動詞名詞
標準
petty
文例 · 用例
何故となれば、其の如き薄弱貧小な意氣や感情や思想は、直に是れ否運を招き致し、好運を疎隔するに相當するところのもので有るからである。
— 幸田露伴 『努力論』 青空文庫
何故ならば、そのような貧小薄弱な意気や感情や思想は、直ちに不運を招き幸運を遠ざけるところのもので有るからである。
— 幸田露伴 『努力論(現代訳)』 青空文庫
一日か二日で書いた三十枚のあはたゞしい論文で史的唯物論を「批判」するには、私はあまりに貧小であつたといふよりもあまりに健全であつたといふこと位は、私は大宅氏に認めて貰ひたかつた。
— 平林初之輔 『諸家の芸術価値理論の批判』 青空文庫
此新聞は昔|貧小な週刊であつた頃から、釧路の町と共に發達して來た長い歴史を持つて居て、今では千九百何號かに達して居る。
— 石川啄木 『病院の窓』 青空文庫
此新聞は、昔|貧小な週刊であつた頃から、釧路の町と共に発達して来た長い歴史を持つて居て、今では千九百何号かに達して居る。
— 石川啄木 『病院の窓』 青空文庫
貧小士族の衣食住その艱難の中に、母の精神を以て自から私共を感化した事の数々あるその一例を申せば、私が十三、四歳のとき母に云付けられて金子返済の使をしたことがあります。
— 福翁自伝 『福翁自伝』 青空文庫
一、旧藩地に私立の学校を設るは余輩の多年|企望するところにして、すでに中津にも旧知事の分禄と旧官員の周旋とによりて一校を立て、その仕組、もとより貧小なれども、今日までの成跡を以て見れば未だ失望の箇条もなく、先ず費したる財と労とに報る丈けの功をば奏したるものというべし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
蓋しその由縁は、下等士族が、やや家産の豊なるを得て、仲間の栄誉を取るべき路はただ小吏たるの一事にして、この吏人たらんには必ず算筆の技芸を要するが故に、恰も毎家教育の風を成し、いかなる貧小士族にてもこの技芸を勉めざる者なし。
— 福沢諭吉 『旧藩情』 青空文庫
作例 · 標準
彼の反応は、あまりにも貧小で、些細なことで怒り出した。
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貧小な理由で人間関係を断つのは、大人げない行為だ。
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