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未生

みしょう
名詞-の形容詞名詞
1
標準
unborn
文例 · 用例
もし科学上の事実や方則は人間未生以前から存していて、ただ科学者のこれを発見し掘出すのを待っているに過ぎぬと考える者の立場から見れば、このくらい古い物はない道理である。
寺田寅彦 科学上の骨董趣味と温故知新 青空文庫
戸野氏は隻手の声だの父母未生以前だの因縁所生の身。
岡本かの子 智慧に埋れて 青空文庫
昔し鎌倉の宗演和尚に参して父母未生以前本来の面目はなんだと聞かれてがんと参ったぎりまだ本来の面目に御目に懸った事のない門外漢である。
夏目漱石 高浜虚子著『鶏頭』序 青空文庫
未生以前よりこの耀やかしい地上に生れて来なければならぬ因縁が、時を得て初めて栗の芽生となつて顕現されたのである。
愛の詩集のはじめに 愛の詩集 青空文庫
それを読んでいる中に、何だか自分が(或いは未生の我が)本当にそんな経験をしたかのような気がして来る。
中島敦 光と風と夢 青空文庫
顔面中央の一肉団……本来不動、無表現の鼻柱はかくしてその人の個性、性格、人格を表明すると共に、父母未生以前の因果、弥勒の出世以後の因縁までも同時に眼の前に結び止めて、輪廻転生のあらたかさをさながらに拝ませているのであります。
夢野久作 鼻の表現 青空文庫
なつかしや未生以前の青嵐(昭和十年七月、渋柿)曙町より(二十六) 風呂桶から出て胸のあたりを流していたら左の腕に何かしら細長いものがかすかにさわるようなかゆみを感じた。
寺田寅彦 柿の種 青空文庫
やがて夫人が、一度、幻に未生のうない子を、病中のいためる御胸に、抱きしめたまう姿は、見る目にも痛ましい。
泉鏡花 夫人利生記 青空文庫
作例 · 標準
仏教では、まだこの世に生まれていない状態を未生と呼ぶことがある。
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未生の生命の尊さを考え、将来の世代に豊かな自然を残すべきだ。
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出産を控えた母親は、お腹の中の未生の子に優しく語りかけていた。
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