農婦
のうふ
名詞
標準
female farmworker
文例 · 用例
乗合わせた農夫農婦などは銘々の大きな荷物に腰かけているからいいが、手ぶらの教授方以下いずれも立ったままでゆられながら、しきりに大気の物理を論じ合っていた。
— 寺田寅彦 『ベルリン大学(1909-1910)』 青空文庫
農婦の派手な色の頬冠りをした恰好がポーランドあたりで見かけたスラヴ女の更紗の頬冠りを想い出させる。
— 寺田寅彦 『札幌まで』 青空文庫
」 技手農婦らに令しけり。
— 宮沢賢治 『文語詩稿 五十篇』 青空文庫
日曜ごとにK市の本町通りで開かれる市にいつもきまって出現した、おもちゃや駄菓子を並べた露店、むしろの上に鶏卵や牡丹餅や虎杖やさとうきび等を並べた農婦の売店などの中に交じって蓄音機屋の店がおのずからな異彩を放っていた。
— 寺田寅彦 『蓄音機』 青空文庫
或る農婦の、一昼夜も断続していた胃痙攣が、その御供物の一つの菓子でぴったりと止んだからだった。
— 佐左木俊郎 『或る部落の五つの話』 青空文庫
それは人物の顔はいつも同じでそして着てゐるものが変つてゐるだけといふことは、さういふことになるのではないか、この化け物は『朱唇』では処女らしく手を膝の上に揃へてアドケなく化け、『麦拒』ではモンペ姿で働く農婦に化けてゐる。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
△菊地契月――『麦ふるひ』左に農具の一端を描いたのは味噌である、伸びきつた姿の農婦もよく、落ちてくる麦の色彩の掴へ方も優れ袖のきれめにも肉感的なものがあり、髪の僅かなほつれもさすがに巧い。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
もちろんお前はばかじゃない、やッぱりお袋の性を受けてるとみえて、それこそ徹頭徹尾いまのソノ農婦というでもないが、シカシともかくも教育はないの――そんなら人のいうことならハイと言ッて聞てるがいいじゃないか?
— イワン・ツルゲーネフ Ivan Turgenev 『あいびき』 青空文庫
作例 · 標準
昔の日本では、農婦も田畑で重労働をしていた。
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あのベテランの農婦は、どんな作物でも育て上げる。
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絵本には、優しい表情の農婦が畑仕事をする様子が描かれている。
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