時候の挨拶
じこうのあいさつ
表現名詞
標準
seasonal greeting
文例 · 用例
時候の挨拶などを終つても、松村は自分の用向を云ひ出す機會を捉へるのに苦しんだ。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
その時分はもう父はなくなっていましたから、良人は座敷へ上りはするが、母に会ってお土産の品を出し、簡単な世間話や、時候の挨拶位で、帰って行きました。
— 岡本かの子 『扉の彼方へ』 青空文庫
時候の挨拶をしようと思ったのだ。
— THE ADVENTURE OF THE BLUE CARBUNCLE 『蒼炎石』 青空文庫
時候の挨拶などを終っても、松村は自分の用向きを云い出す機会をとらえるのに苦しんだ。
— お文の魂 『半七捕物帳』 青空文庫
ある日、ひとりの見識らぬ客が阮をたずねて来て、式のごとく時候の挨拶が終った後に、話は鬼の問題に移ると、その客も大いに才弁のある人物で、この世に鬼ありと言う。
— 捜神記(六朝) 『中国怪奇小説集』 青空文庫
其の位だから變な赤い顏もして餘計に不愛想にも見えるのであつたが、後には相應に時候の挨拶もいへるやうに成つたとお品は能く勘次へ語つたのである。
— 長塚節 『土』 青空文庫
ここかしこで互に何か言うのは、時候の挨拶位に過ぎない。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
しかし話はやはり時候の挨拶位のものである。
— 森鴎外 『百物語』 青空文庫
作例 · 標準
手紙の書き出しに「陽春の候」などの時候の挨拶を添えて、季節感を演出する。
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ビジネスメールであっても、時候の挨拶を一言加えるだけで印象が和らぐ。
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時候の挨拶の選び方がわからず、マナー本を片手に苦労して手紙を書いた。
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