後ろ側
うしろがわ
名詞
標準
back (side)
文例 · 用例
その石垣といふのは、小さな谷川に臨んで居るので、家の後ろ側の処に橋の一部分が見えて居る。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
按摩は客の後ろ側よりその脚を揉んで居る。
— 正岡子規 『病牀六尺』 青空文庫
この病気の蔓延した場所の両方の端にある、向かい側、後ろ側、同じ列の家々ではコレラが起きなかった。
— ON THE MODE OF COMMUNICATION OF CHOLERA (1854) 『コレラの伝染様式について』 青空文庫
南側には紫宸殿の後ろ側の板戸がありました。
— 石原純 『アインシュタイン教授をわが国に迎えて』 青空文庫
ふたりは立ちつくしているので、アリスは後ろに回って、えりの後ろ側を確かめようとする。
— ALICE IN WONDERLAND: DREAM-PLAY 『不思議の国のアリス ミュージカル版』 青空文庫
先刻から千人くらゐの女の脚を見てゐるが、どの脚も嬉しさうで元氣が好い、膝の折れ目から靴先があがるまでの短かい時間の、さつさつと空氣を分けてゆく恰好は人間の運動のなかでも、一等うつくしい、後ろ側のふくら脛の線と外光とのきれめに、ふくら脛にそのわづかな線のかげが映つてゐるなんて、とても言ひやうがないな。
— 室生犀星 『末野女』 青空文庫
」「柱を見てくれ、疊から三尺ほどの高さだ、其處にも傷がある筈だが」「さう言へば後ろ側に傷らしいものがありますね」「ところで、これだけの事で、お前はどんな事があつたと思ふ」「新六か和助が夜中に忍んで來て、締めたんぢやありませんか」 八五郎は一つの假定に辿り着きました。
— 三つの死 『錢形平次捕物控』 青空文庫
お臀って自分で見られないように、後ろ側についていて、人間の中でも一生自分のお臀を見ないで死ぬ人さえあるのに、おじさまったらその秘密がわからないの、どんな映画だってお臀だけは写さないわよ。
— 室生犀星 『蜜のあわれ』 青空文庫
作例 · 標準
例句