古道具屋
ふるどうぐや
名詞
標準
secondhand store
文例 · 用例
潔癖が自慢の或るお方は、古道具屋から買つて来た油絵をタハシでおすりになつた。
— 中原中也 『よもやまの話』 青空文庫
奈良という侘しい古都に、薄暗い古道具屋の並んだ場末を考えるだけで寂しいのに、秋の薄暮の灯ともし頃、宵の燈火の黄色い光をイメージすると、一層情趣が侘しくなり、心の古い故郷に思慕する、或る種の切ないノスタルジアを感じさせる。
— 萩原朔太郎 『郷愁の詩人 与謝蕪村』 青空文庫
その途中|深草を通ると、道に一軒の古道具屋があった。
— 幸田露伴 『骨董』 青空文庫
下※の大きな、顴骨の高い、耳と額との勝れて小さい、譬えて見れば、古道具屋の店頭の様な感じのする、調和の外ずれた面構えであるが、それが不思議にも一種の吸引力を持って居る。
— 有島武郎 『かんかん虫』 青空文庫
そのうちに四十近くになって浪人上りの年下の男を連れて村へ帰って、古道具屋を営んで居た。
— 岡本かの子 『かやの生立』 青空文庫
続いて多い、古道具屋は、あり来りで。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
こいつを、フッフッと吹きながら、すぺりと古道具屋の天窓を撫でるかと思うと、次へ飛んで、あの涅槃に入ったような、風除葛籠をぐらぐら揺ぶる。
— 泉鏡花 『露肆』 青空文庫
無論古道具屋なんです。
— 泉鏡太郎 『廓そだち』 青空文庫
作例 · 標準
商店街の路地裏にある古道具屋には、所狭しと不思議な彫刻や色褪せた看板が並んでいる。
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掘り出し物のティーカップを探すために、毎月一度は馴染みの古道具屋に足を運んでいる。
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「あの古道具屋の親父さんは口が悪いけど、確かな目利きで有名なんだ」
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