左眼
さがん
名詞
標準
left eye
文例 · 用例
旭の光輝に照らされたる、人形の瞳は玲瓏と人を射て、右眼、得三の死体を見て瞑するがごとく、左眼泰助を迎えて謝するがごとし。
— 泉鏡花 『活人形』 青空文庫
五十七歳で左眼をつぶして仕舞ひ、六十五歳でその左の眼がいくらか治つたかと思ふと、今度は右の眼が見えなくなつた。
— 岡本かの子 『上田秋成の晩年』 青空文庫
『曾我物語』にはこの事を敷衍して李将軍の妻孕んで虎肝を食わんと望む、将軍虎を狩りて咋れ死す、子生れ長じて父の仇を覓め虎の左眼を射、馬より下りて斬らんと見れば虎でなくて苔|蒸した石だった、その時石に立てた矢が石竹という草となったとある。
— 虎に関する史話と伝説民俗 『十二支考』 青空文庫
なぜかと言えば、『東側第七の大枝』という文句は、木の上の頭蓋骨の位置を指すものに決っているし、また『髑髏の左眼より射る』というのも、埋められた宝の捜索に関して唯一の解釈しか許さないものだったから。
— THE GOLD-BUG 『黄金虫』 青空文庫
倉造の左眼は義眼であり、また平次は、当人の言によると激しい疳癖性のために睡眠中にも眼ぶたを伏せぬ癖とのことを聞いたが、はつきりとその証拠を見、また義眼者の眠れる表情の怪奇に戦竦した。
— 牧野信一 『水車小屋の日誌』 青空文庫
――だから彼の左眼は義眼であります。
— 牧野信一 『月あかり』 青空文庫
たとえば、古エジプトの神ホルスは、日を右眼とし、月を左眼とし、その眼力能く神敵たる巨蛇アペプを剄る。
— 蛇に関する民俗と伝説 『十二支考』 青空文庫
子珍矢を放つと、その左眼に中り、驚いて文書を捨て置き走り出た。
— 鶏に関する伝説 『十二支考』 青空文庫
作例 · 標準
彼は左眼の視力が少し悪いので、眼鏡をかけている。
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医者は彼の左眼を詳しく検査した。
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彼の左眼には、子供の頃の怪我の痕が残っている。
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