男の人
おとこのひと
表現名詞
標準
man
文例 · 用例
――あら今お隣の窓から、若い男の人が此方みて嗤つてたわ、あたしたちの話を聞きやしなかつたかしら。
— 中原中也 『夢』 青空文庫
上から男の人が手を差し出してくれたのでそれにつかまりました。
— 太宰治 『五所川原』 青空文庫
「尤も私達の所では、男の人が娘に取入らうとする時には、先づ最初に贈物をするのが普通だね、くるみか香料入りのパンか何か買つて来るのが。
— 中原中也 『山間秘話』 青空文庫
私は作楽井というこの男の人なつかしそうな眼元を見ると、反対するのが悪いような気がしたので「私は構いませんわ」と言った。
— 岡本かの子 『東海道五十三次』 青空文庫
そんな打ち明け話があってから、芹川さんと私との間は、以前ほど、しっくり行かなくなって、女の子って変なものですね、誰か間に男の人がひとりはいると、それまでどんなに親しくつき合っていたっても、颯っと態度が鹿爪らしくなって、まるで、よそよそしくなってしまうものです。
— 太宰治 『誰も知らぬ』 青空文庫
そうすると、橋本のおばさんが、上からいきなりその男の人に声をかけた。
— 有島武郎 『火事とポチ』 青空文庫
目前へ路がついたように、座敷をよぎる留南奇の薫、ほの床しく身に染むと、彼方も思う男の人香に寄る蝶、処を違えず二枚の襖を、左の外、立花が立った前に近づき、「立花さん。
— 泉鏡花 『伊勢之巻』 青空文庫
殺風景ななどと、男の人の使うような言葉をもちいたが、全くその写真を見たときの私の気持はそれより外に現わせない。
— 織田作之助 『天衣無縫』 青空文庫
作例 · 標準
例句