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敵中

てきちゅう
名詞
1
標準
in the midst of the enemy
文例 · 用例
○○の敵中上陸から北支派遣が上海派遣と早変りです。
附・戦線便り 陣中日誌(遺稿) 青空文庫
謙信が、海津城を尻目にかけ、わざと敵中深く入ると、信玄はまたそれを尻目にかけて、敵の退路を断ってしまったわけである。
菊池寛 川中島合戦 青空文庫
乃木の馬が疲れたので、吉松の馬に乗り換えたが、忽ち弾丸が馬に中って、馬は狂奔して敵中に入ろうとした。
菊池寛 田原坂合戦 青空文庫
今は是までと瀬兵衛敵中に馳せ入り斬り死しようとするのを、中川九郎次郎|鎧の袖に取縋り、名もない者の手にかからんことは口惜しい次第|故本丸へ退き自害されよと説いた。
菊池寛 賤ヶ岳合戦 青空文庫
厚い鉄を以って満身の甲を造り、勇士を募って之に被らせ、敵中に突入させれば、敵は刺す隙を見出せずして勝を得る事必せりと云う。
菊池寛 碧蹄館の戦 青空文庫
これがほんとうの勇士ってんだの、百万の敵中へ、たんだ一騎、やあやあ近くば耳にも聞け、遠くば鼻で嗅いでみよ――」「ほほう、大胆な仁だのう」 侍が、呟くと「一番手合せなすったら?
直木三十五 三人の相馬大作 青空文庫
彼は平氏に対する勁敵中の勁敵也。
芥川龍之介 木曾義仲論(東京府立第三中学校学友会誌) 青空文庫
要するに、斥候隊で、敵の作戦を見破ったり、場合によれば、一命を投げだして、敵中へ斬り込みもするですよ」「まあ、――」 といったが、三千子は、帆村の身の上に、不吉な影がさしているように感じて、胸が苦しくなった。
海野十三 鬼仏洞事件 青空文庫
作例 · 標準
孤立無援となった小隊は、敵中を強行突破して味方の陣地まで退却した。
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スパイとして送り込まれた彼は、敵中に潜伏しながら重要な通信を傍受し続けた。
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将軍は自ら馬を駆り、敵中に深く斬り込んで敵陣を混乱に陥れた。
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