体温器
たいおんき
名詞
標準
(clinical) thermometer
文例 · 用例
厚衾二組に、座敷の大抵狭められて、廊下の障子に押つけた、一閑張の机の上、抜いた指環、黄金時計、懐中ものの袱紗も見え、体温器、洋杯の類、メエトルグラス、グラムを刻んだ秤など、散々になった中に、しなやかに肱をついて新聞を読む後姿。
— 泉鏡花 『わか紫』 青空文庫
そこへ私の看護婦が来ましたが、体温器を掛けにです。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
) こういいいい体温器を入れられた時は、私は思わず、人事ながら悚然とした、お庇で五分その時は熱が上ったですよ。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
体温器がばたりと落ちた。
— 泉鏡花 『式部小路』 青空文庫
」「壊れてゐる体温器で、勿体振つて計つてゐたひには実に滑稽極まることだなア。
— 牧野信一 『眠い一日』 青空文庫
T君は娘の顔をながめ、脈を取り、さらに体温器でその熱度をはかった。
— 岡本綺堂 『青蛙堂鬼談』 青空文庫
机の上にある体温器を取つて熱を計ると、K子をステイシヨンへ送つたときと略同じ八度近くであつた。
— 徳田秋聲 『浪の音』 青空文庫
節子の手紙を持って体温器なぞを借りに来る一郎の話で。
— 島崎藤村 『新生』 青空文庫
作例 · 標準
看護師は、患者の額に体温器を当てて熱を測った。
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この体温器は、非接触型なので衛生的だ。
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旅行に体温器を持っていくのを忘れてしまった。
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