自発性
じはつせい
名詞
標準
self-motivation
文例 · 用例
誰それの展覧会を、今開催してゐるから行つて見ようなどといふ場合は、まつたくの有閑人か、招待状を貰つて出かけなければ義理が悪いか、批評家とか、職業的に美術に関係してゐる人とか、展覧会を見るといふ自発性は多忙な都会生活者にとつては全くないといつてもよい。
— 美術論・画論 『小熊秀雄全集−19−』 青空文庫
生物と無生物との相違は、彼によれば前者は自発性 〔Spontane'ite'〕 をもつてゐるといふ点にある。
— 平林初之輔 『エミイル・ゾラの文学方法論』 青空文庫
文学研究員は大衆を、壁新聞と工場新聞に向って動員し、生産経済計画達成に大衆の自発性を鼓舞する文学的実践を自身の文学的勉強とすべきだということになったのだ。
— 宮本百合子 『「鎌と鎚」工場の文学研究会』 青空文庫
特に、民衆の個性、自発性の涵養の問題は常にソヴェトにおける文化問題の究明に際して最前面に出されているのであるから。
— 宮本百合子 『ジイドとそのソヴェト旅行記』 青空文庫
民衆の自発性の表現としてのプロレタリア文学運動の意義は、嘗てその運動に参加した一部のインテリゲンツィアの人々の今日の自嘲その他にかかわらず、文化の蓄積として、大衆にとっての社会的な何かの実力として、ちゃんと大衆の中に残っているのである。
— 宮本百合子 『文学の大衆化論について』 青空文庫
百五十一万人の婦人労働者をふくむ日本のプロレタリアート、農民、小市民の婦人大衆に向って、彼女に真の解放と幸福とを与えるプロレタリア世界観を啓蒙し、同時に階級の半身として闘争する婦人大衆のあらゆる自発性を反映させるものとしてわれわれの婦人雑誌『働く婦人』は発行される。
— 宮本百合子 『婦人雑誌の問題』 青空文庫
一九三〇年に据えられた基本的な正しい前衛作家としての線を、具体的に活かすために、作家は、次第に水準を高めて来た日本のプロレタリア・農民の文化的自発性に、熱心な注意を向けなければならない。
— ――「ナップ」第三回大会にふれて―― 『文芸時評』 青空文庫
作家同盟は、労農通信員を組織し、その文化的自発性を助け、同時に、彼らと大衆とのうちにあってプロレタリア・リアリストとしての発育を遂げるべきだというのである。
— ――「ナップ」第三回大会にふれて―― 『文芸時評』 青空文庫
作例 · 標準
この会社では、社員一人ひとりの自発性を尊重し、新しい企画への挑戦を後押ししている。
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「指示待ちの人間ではなく、自発性を持って動ける人材を求めています」と人事担当者は語った。
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幼少期から自由に遊ばせることで、知的好奇心や自発性が育まれると言われている。
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