置き所
おきどころ
名詞
標準
place to put something
文例 · 用例
彼は實に不便な思ひをしながらも、最も人に迷惑をかけないやうな身の置き所から、身の置き所へと、恰も飛石づたひのやうに拾ひ歩かなければならなかつたのである。
— 太宰治 『知らない人』 青空文庫
私は驚いて「どうもとんだ粗相をしました」と云うと、主人は、「いや、どう致しまして、一体この置き所も悪いものですから」と云った。
— 寺田寅彦 『ある日の経験』 青空文庫
しかし現在自分は身の置き所もないほどの身だ、それにお前達二人を忘れかねて、非常に不幸な日を送っているのだ。
— コナン・ドイル 『臨時急行列車の紛失』 青空文庫
「鍵の置き所がわかりませんでして、たいへん失礼をいたしました。
— 夕顔 『源氏物語』 青空文庫
物の置き所も、してある室内の装飾も、以前と何一つ変わっていないが、はなはだしく空虚なものに思われた。
— 葵 『源氏物語』 青空文庫
「数珠の置き所も知れなくしてしまった」 と両手を擦り合わせて絶望的な歎息をしているのであった。
— 明石 『源氏物語』 青空文庫
「つれなさを昔に懲りぬ心こそ人のつらさに添へてつらけれ『心づから』(恋しさも心づからのものなれば置き所なくもてぞ煩ふ)苦しみます」「あまりにお気の毒でございますから」 と言って、女房らが女王に返歌をされるように勧めた。
— 朝顔 『源氏物語』 青空文庫
ヲダハラの家に、火事で一遍火は浴びたと思ふが、ずつと前に山の工場で作つた大型のストーブが、たしか今でも物置きの隅にあつたやうな気がするんだが、多少修繕をしたら使へやしないかしら……」「だつてそんな置き所もありはしない。
— 牧野信一 『悪筆』 青空文庫
作例 · 標準
例句
標準
place to put oneself
作例 · 標準
例句