稚
やや異読 ややこ
名詞多音語頻度ランク #36108 · 青空 397 例
標準
baby
文例 · 用例
」と彼は思ふ、「あんなにアラがあるから、あのアラが契機となつて、却て奴等は仕事が出来るのであらう……」 ところでさういふ場合に彼のアラと云つてゐるものは、概ね処世的要領の稚拙の如きを指してゐるのである。
— 中原中也 『心理的と個性的』 青空文庫
その頃、此の国の自由詩と称するものは、多くは旧来の形式を完全に脱して居ない、極めて幼稚な口調本位のものであつた。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
そこにはむやみと生硬の漢語や、俗悪で不自然な言葉のアクセントや、中学生じみた幼稚な興奮や、およそさうした類の低能な感傷的表情を、むやみと鼓張した態度で一本調子に並べたてられて居た。
— 愛の詩集の終りに 『愛の詩集』 青空文庫
新婚まもなく若い稚気のぬけなかった夫人は、恐らく恐怖にふるえながらも、人生の最も楽しく忘れ得ない夢を経験したのだ。
— 室生犀星と佐藤春夫の二詩友を偲びつつ 『小泉八雲の家庭生活』 青空文庫
つまり女も、また新しき男も、心意を実在と混同する底の、幼稚な者たちであつた。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
しかし新しき男は、その後非常な勉強によつて、自分のその幼稚さを分つたらしいから、私はそれを具体的に話すことを此処でしなかつたのだ。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
其処の弁士の子供が幼稚園の同級にゐて、時々フイルムの切れつぱしを持つて来てみんなを羨しがらせた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
幼稚園は兼六公園の傍の北陸幼稚園であつた。
— 中原中也 『金沢の思ひ出』 青空文庫
作例 · 標準
稚の鳥が巣から落ちていた。
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稚のころの記憶はほとんどない。
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彼は稚の獣のように無邪気だった。
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