誤脱
ごだつ
名詞
標準
errors and omissions
文例 · 用例
續漢書郡國志に會稽郡に東冶縣なし、楊守敬が三國郡縣表補正に其の誤脱なることを辯ぜり。
— 内藤湖南 『卑彌呼考』 青空文庫
国書刊行会本を閲するに、誤脱はないようである。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
外題は同じであるが、筆者|区々になっていて、誤脱多く、甚だ疑わしき※巻である。
— 森鴎外 『渋江抽斎』 青空文庫
壽阿彌が自筆の西山遺事の書後に、「姪眞志屋五郎兵衞清常、藏西山遺事一部、其書誤脱|不爲不多、今謹考數本、校訂|以貽後生」と云ひ、「文政五年秋八月、眞志屋五郎作秋邦謹書」と署してある。
— 森鴎外 『壽阿彌の手紙』 青空文庫
『※書』に泉人避其薫炎者十餘年とあるは、恐らく八十餘年の誤脱であらう。
— 桑原隲藏 『蒲壽庚の事蹟』 青空文庫
この脱誤を訂したことに就ては、劉向自身の書いた文、即ち戰國策を校正した時の序録にも、本字が多くは誤脱して、往々字が半分になつてゐることがある、趙が肖になり、齊が立になつてゐるといふことを書いてゐる。
— 内藤湖南 『支那目録學』 青空文庫
これらの反証に対してしいて説明を求むれば、一つには、順序の錯乱した耄及愚翁本を転写した人が、転写の際の誤脱を転写の進行中に気づいて彼自身の適当と思う個所へ挿入したと考えることができる。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
同様に「湯は」は「森は」に続いていたのを、淀のわたりの描写にかかった後に気づいて後に回したもの、「修法は」、「経は」の二項は誤脱に気づいた時ちょうど紙に余裕のある所へでも書き足しておいたものと見ることができよう。
— 和辻哲郎 『日本精神史研究』 青空文庫
作例 · 標準
原稿の誤脱をなくすため、何度も校正を行った。
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契約書には誤脱がないか、細心の注意を払って確認した。
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報告書に誤脱が見つかり、修正を求められた。
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