活写
かっしゃ
名詞動詞-サ変動詞-他動詞
標準
vivid description
文例 · 用例
私はこの短篇小説に於いて、女の実体を、あやまち無く活写しようと努めたが、もう止そう。
— 太宰治 『女の決闘』 青空文庫
」なぞという挨拶にはじまる女人の実体を活写し得ても、なんの感激も有難さも覚えないのだから、仕方がないのである。
— 太宰治 『女人創造』 青空文庫
私はそれをここで、二、三語を用いて断定するよりも、彼のその日のさまざまの言動をそのまま活写し、以て読者の判断にゆだねたほうが、作者として所謂健康な手段のように思われる。
— 太宰治 『親友交歓』 青空文庫
それは男に活写し、判は手札形とやらの光沢消で、生地から思うと少許尤らしく撮れてはいましたが、根が愛嬌のある容貌の人で、写真顔が又た引立って美しく見えるのですから、殿方ならいざ知らず、女に見せては誰も悪むものはあるまいと思う程。
— 島崎藤村 『旧主人』 青空文庫
別の言葉でいうと、作者は、作者にとって身近な女主人公の生活を、客観的にひろい社会性の繋りにおいて観て、その喜憂と努力と苦悩とを芸術の中に掌握し活写することを得なかった。
— 宮本百合子 『二つの場合』 青空文庫
彼をはじめとするMITの先駆的なハッカーが、コンピューターに初めてディスプレイを接続したTX―0やTX―2に取りついて、一九五〇年代後半からの数年間にわたって過ごした熱狂の日々は、スティーブン・レビーの『ハッカーズ』(古橋芳恵/松田信子訳、工学社、一九八七年)に活写されている。
— 富田倫生 『パソコン創世記』 青空文庫
たとえば当世の上臈の顔は、唐朝の御仏に活写しじゃ。
— 芥川龍之介 『俊寛』 青空文庫
華やかにも痛ましい性的争闘の活写である。
— 岸田國士 『仏国現代の劇作家』 青空文庫
作例 · 標準
作家は、登場人物の心理を克明に活写した。
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その記事は、現地の悲惨な状況をありのままに活写していた。
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「この感動を、ぜひとも読者の皆さんに活写したい!」
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