術語
じゅつご
名詞
標準
technical term
文例 · 用例
一つにはだいたい私がそれまでに殆んど読書らしい読書をしてゐず、術語だの伝統だのまた慣用形象などに就いて知る所殆んど皆無であつたのでその口惜しさに遇つて自己を失つたのでもあつたゞらう。
— 中原中也 『我が生活』 青空文庫
この場合の「速度」は俗語の「はやさ」と同義であって術語のヴェロシティーと同じではないのである。
— 寺田寅彦 『随筆難』 青空文庫
日本語もかういふ工合に活用させる人ばかりだつたら、字を見なければ分らない或は字を見ても讀めないやうな生硬な術語などをやめてしまつて、もう少し親しみのあるものに代へる事が出來さうである。
— 寺田寅彦 『寫生紀行』 青空文庫
西洋哲学の術語などは明治以来諸先輩の努力によって殆どすべて翻訳され尽している。
— 九鬼周造 『外来語所感』 青空文庫
なるべく専門的な術語などを使わずにごくわかりやすく説いたものである。
— 寺田寅彦 『話の種』 青空文庫
特に就中、身邊記事のくだらない出來事を、茶呑み婆さんの繰言みたいに、絮々細々と――文壇の術語で言へば克明に――書き立てた日本の文壇小説に至つては、義務にも讀めた次第でない。
— 萩原朔太郎 『芥川龍之介の追憶』 青空文庫
そして、術語の説明が加へてあつた。
— 南部修太郎 『修道院の秋』 青空文庫
「春雨」「秋風」というような言葉は、日本人にとっては決して単なる気象学上の術語ではなくて、それぞれ莫大な空間と時間との間に広がる無限の事象とそれにつながる人間の肉体ならびに精神の活動の種々相を極度に圧縮し、煎じ詰めたエッセンスである。
— 寺田寅彦 『俳句の精神』 青空文庫
作例 · 標準
「専門外の人に説明するときは、難しい術語を避けて分かりやすい言葉を使ってください」と注意された。
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論文を読み進めるうちに、聞いたこともない医学術語が次々と出てきて困惑した。
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この分野の術語を正しく理解していないと、議論の内容についていけなくなる。
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