氷海
ひょうかい
名詞
標準
frozen sea
文例 · 用例
この航海のおもなる使命は純学術的よりはむしろより多く経済的なものであって、それも単にロシアの氷海を太平洋に連絡させるというのみでなく、莫大な富源の宝庫ヤクーツクの関門と見るべきレナ河口と、ドヴィナ湾との間に安全な定期航路を設定しようというのだそうである。
— 寺田寅彦 『北氷洋の氷の割れる音』 青空文庫
果てもない氷海を張りつめた流氷のモザイクの一片に乗っかって親子連れの白熊が不思議そうにこっちをながめている。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
映画では黒いだけのこの血が実際にはいかに美しく物すごい紅色を氷海のただ中に染め出したことであろう。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
氷海の無辜の住民たる白熊に対してはソビエト探険隊員は残虐なる暴君として血と生命との搾取者としてスクリーンの上に映写されるのである。
— 寺田寅彦 『空想日録』 青空文庫
而して汝は氷海に靈魚を獲んとするところの人物である。
— 萩原朔太郎 『散文詩・詩的散文』 青空文庫
たとえばブリントン博士(Du. Brinton)は、北米の氷海海岸に住むエスキモーが、世界の起源ということについて未だかつて考え及んだことすらなかったということを伝えている。
— スワンテ・アウグスト・アーレニウス Svante August Arrhenius 『宇宙の始まり』 青空文庫
あいつが動きだすと氷海嘯というのになる。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
出ると、じつに怖しいながら美しい火花に包まれた氷海嘯が、向うの谿へ落ちてゆく。
— 遊魂境 『人外魔境』 青空文庫
作例 · 標準
砕氷船が厚い氷を割りながら進む氷海は、見渡す限りの真っ白な世界だった。
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氷海に生息する生物たちは、極寒の環境に適応するための独自の進化を遂げている。
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冬のオホーツク海を覆い尽くす氷海の光景は、観光客を圧倒する迫力がある。
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