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氷点

ひょうてん
名詞
1
標準
freezing point
文例 · 用例
その中でも水蒸気が地上の物体に接触して生ずる露と霜と木花と、氷点下に過冷却された霧の滴が地物に触れて生ずる樹氷または「花ボロ」を除けば、あとは皆地上数百ないし数千メートルの高所から降下するものである。
寺田寅彦 凍雨と雨氷 青空文庫
すなわち地面に近く著しく寒冷な気層があって、その上に氷点以上の比較的温暖な気層のある場合に起る現象である。
寺田寅彦 凍雨と雨氷 青空文庫
雨氷の成因については岡田博士もかつてその研究の結果を発表された通り、やはり上層の雨滴が下層の寒気に逢うて氷点下に冷却され、しかも凝結の機縁を得ないために液状で落下し、物体に触れると同時に先ず一部が氷結し、あとは徐々に氷結するのである。
寺田寅彦 凍雨と雨氷 青空文庫
氷点に相当する等温線が大陸をほぼ東西に横断してその以北は雪、以南は雨が降っている、その雨と雪の境界に沿うて帯状をなした区域が凍雨や雨氷に見舞われている。
寺田寅彦 凍雨と雨氷 青空文庫
氷点以下七度、十一度、十五度、そして、ついに二十度以下にさがってしまった。
黒島傳治 氷河 青空文庫
あわれ八田は警官として、社会より荷える負債を消却せんがため、あくまでその死せんことを、むしろ殺さんことを欲しつつありし悪魔を救わんとして、氷点の冷、水凍る夜半に泳ぎを知らざる身の、生命とともに愛を棄てぬ。
泉鏡花 夜行巡査 青空文庫
無心な子供に踏みあらされても、きびしい氷点下の寒さにさらされても、この粘り強い生命の根はしっかりと互いにからみ合って、母なる土の胸にしがみついている。
寺田寅彦 芝刈り 青空文庫
暖かい奥座敷から、急に氷点以下の寒い処に出て来たせいか、品夫の血色は全く無くなっていた。
夢野久作 復讐 青空文庫
作例 · 標準
温度計の針が氷点を指し、水たまりに薄い氷が張り始めた。
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融雪剤をまくことで水の氷点を下げ、路面の凍結を防止する。
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厳しい寒さが続き、日中の最高気温さえ氷点に届かない日が続いた。
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ウィキペディア

『氷点』(ひょうてん)は、三浦綾子の小説。『朝日新聞』朝刊に1964年12月9日から1965年11月14日まで連載され、1965年11月15日に朝日新聞社より刊行された。また、続編となる『続氷点』が1970年5月12日から1971年5月10日まで連載され、1971年に朝日新聞社より刊行された。

出典: 氷点 — ウィキペディア / CC BY-SA 4.0