醜穢
しゅうわい異読 しゅうかい
形容動詞名詞多音語
標準
ugly and filthy
文例 · 用例
ギリシヤ神話に於いて、最も佞惡醜穢の魔物は、やはりあの萬蛇頭のメデウサであらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
ギリシヤ神話に於いて、最も佞悪醜穢の魔物は、やはりあの万蛇頭のメデウサであらう。
— 太宰治 『お伽草紙』 青空文庫
嗚呼不幸なるは女性かな、厭世詩家の前に優美高妙を代表すると同時に、醜穢なる俗界の通弁となりて其嘲罵する所となり、其冷遇する所となり、終生涙を飲んで、寝ねての夢、覚めての夢に、郎を思ひ郎を恨んで、遂に其愁殺するところとなるぞうたてけれ、うたてけれ。
— 北村透谷 『厭世詩家と女性』 青空文庫
この僧の風采は、短躯矮小みるかげもないものであり、身には襤褸をまとい腰には縄の帯をしめ、醜穢をきわめていたものの、手に十字架を握り驢馬にまたがり、一度口をひらくや熱弁奔流の如くにほとばしり聞く者をして涙を流させ切歯扼腕させた。
— 国枝史郎 『ローマ法王と外交』 青空文庫
おゝ、御坊、をしへて下され、此肉體の何のあたりに、予の醜穢しい名は宿ってゐるぞ?
— ROMEO AND JULIET 『ロミオとヂュリエット』 青空文庫
軽躁と心附かねばこそ、身を軽躁に持崩しながら、それを憂しとも思わぬ様子※|醜穢と認めねばこそ、身を不潔な境に処きながら、それを何とも思わぬ顔色。
— 二葉亭四迷 『浮雲』 青空文庫
何とかが如何とかして、掃溜の隅で如何とかしている処を、犬に吠付かれて蒼くなって逃げたとか、何とか、その醜穢なること到底筆には上せられぬ。
— 二葉亭四迷 『平凡』 青空文庫
厭世詩家の前に優美高尚を代表すると同時に、醜穢なる俗界の通弁となりてその嘲罵するところとなり、その冷遇するところとなり、終生涙を飲んで寝ての夢覚めての夢に郎を思い郎を恨んで、遂にその愁殺するところとなるぞうたてけれ。
— 島崎藤村 『桜の実の熟する時』 青空文庫
作例 · 標準
ゴミが散乱し、悪臭を放つその路地は、まさに**醜穢**そのものでした。
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彼の心には、長年の裏切りによる**醜穢**な感情が渦巻いていた。
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現代社会の暗部を描いたこの小説は、人間の**醜穢**さを容赦なく暴き出す。
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